『FIM Enel MotoE™ World Championship(MotoE™世界選手権)』に開催元年の2019年から参戦するポンス・レーシングは8日、開催5年目となる来季2023年シーズンに起用する2人のライダーを発表。
今季初起用して2勝を含む7度の表彰台を獲得して自己最高位となる総合4位に進出した23歳のイタリア人ライダー、マッティア・カサデイを継続起用。
チームメイトには、イタリア選手権のスーパースポーツクラスでチャンピオンに輝き、同選手権の軽量級で2016年から総合2位、総合1位、総合2位、総合1位を獲得した実績がある21歳のイタリア人ライダー、ニコラス・スピネッリを指名した。
ポンス・レーシングに所属して、2020年から連続してタイトルを獲得し、今季は第2戦フランス大会の第1レースで左脚の腓骨を骨折したことが影響して総合11位に後退したジョルディ・トーレスは、2013年から2年間『Moto2™』に参戦した時に所属した古巣のアスパル・チームに復帰。
開催元年にタイトルを獲得したグレシーニ・レーシングは、総合3位に進出した初代王者マッテオ・フェラーリと初参戦で総合20位だったアレッシオ・フィネッロを継続起用する。
電動二輪車を使用するワンメイクカップは、開催元年の2019年から4年間エネルジカ機を使用していたが、開催5年目の2023年からはドゥカティ機を使用。
大会名称が『FIM Enel MotoE™ World Cup(MotoE™ワールドカップ)』から『FIM Enel MotoE™ World Championship(MotoE™世界選手権)』に変更され、欧州各地で全8戦16レースを計画している。