プラマック・レーシングのヨハン・ザルコは、第9戦TTアッセンの決勝レースで2列目5番グリッドから6.130秒差の4位。ポイントリーダーとのギャップが22ポイント差から34ポイント差に拡大されたが、総合3位とのアドバンテージが9ポイント差から13ポイントに広がり、最高峰クラスで自己最高位の総合2位で前半戦を終了した。
レースハイライト
「グッドなレースで4位が嬉しい。週末はレースを終わらせることができるだろうか、と疑っていたけど、金曜からプッシュして、自信が増し、グッドなレースができた。ペッコがブレーキングでブロックしていたから、抜くことができなかったけど、確かに、アッセンは僕たちにとってベストなトラックではない。最後のシケインでミルにアタックを仕掛けることができず、ファビオからはポイント差で引き離されてしまったけど、ライバルたちとのポイント差を広げることができた。」
身体的要求が厳しいトラック
「このトラックでは、どんなバイクでも方向転換が難しい。ドゥカティ機では、コーナー出口と加速時にバイクをコントロールすることが難しい。バイクの挙動をコントロールするだけで、多くのエネルギーを消費してしまう。それにここでは休むスペースがあまりない。」
ヤマハ、KTM、ホンダ、ドゥカティを経験
「全てのバイクが違うけど、これらのバイクを走らせるには、多くのエネルギーが必要だと最初に理解した。ヤマハ機は、もしかしたら、それほど要求が厳しくないかもしれないけど、ファビオのようにあれほど速く走れなかった。今は自信を段階的に向上させたいと思っている。そして、ファビオと闘う。これが目標だ。ヤマハ機を上手く走らせることができた。バイクが僕に上手くに適応してくれたけど、他のバイクは僕がバイクに適応しなければいけない。」
前半戦の評価
「期待していた以上に良い。ここにいるなら機会を活かさなければいけない。目標はチャンピオンシップに勝つこと。そのときが来れば、トライしなければいけない。諦めるべきではない。機会を活かすべき。タイトルのことを考えると腹が立つ。ファビオとのポイントを失ってしまったけど、チャンピオンシップ全体としては、良いポジション。前半戦の評価はポジティブ。嬉しい。ザクセンリンクは難しかった。アッセンはそれほどではなかったけど、まだ幾つかのことを学ぶ必要がある。モチベーションが高く、ここまでに満足。戦略は前半戦から前進すること。身体的に厳しかった。今週末は身体的だけでなく、集中力を維持することも辛かった。」
対ファビオ・クアルタラロ
「ファビオの強みは、シーズンスタートからヤマハ機に対する大きな自信。疑いが全くない。バグナイア、ミラー、マルティン、僕はアドバンテージがあるレッドブルリンクで勝たなければいけない。」
アレックス・リンスとの接触
「リンスとは話しをしていない。怒っていることを知らなかった。接触したことは確かだけど、危険ではなかった。僕はグループに残りたかった。とにかく、ライバルたちは僕のところに直接来て、話すことができる。」
噂されるマーベリック・ビニャーレスのヤマハ離脱
「ビニャーレスに関して何かを発言することは難しい。僕がKTMから離脱したとき、表彰台もポールポジションも獲得していなかったから、幸運であることに気づいていないのかもしれない。」
前半戦9戦を終え、転倒リタイアした第3戦ポルトガルGPを除き、自己最高位の2位を4回、4位を2回、8位を2回。自己最高位の総合2位に進出する。