モンスター・ヤマハ・テック3のポル・エスパルガロは、2ポイント差の総合5位に挑戦することを目標に設定し、第6戦イタリアGPに挑戦したが、決勝レースは、今季のワーストとなった14番グリッドから転倒が影響して15位。総合6位から7位に後退した。
初日総合10番手だった後、フリー走行3で今季3度目の転倒を喫したことから、総合17番手に後退。今季3度目となった公式予選1で週末2度目の転倒。ウォームアップ走行で6番手まで浮上したが、決勝レースは、5番手を追いかけた12番手走行中の9ラップ目に週末3度目、今季5度目の転倒を喫し、最後尾まで後退した。
「僕たちはスピードがあったけど、レースで結果を挙げられなかった。週末はストレンジだった。最初のプラクティスを雨で失ってしまい、走行時間で少なくなってしまった。予選ではタイヤが機能せず、ミスを犯してしまったから、転んでしまった。常に回避することを努めていた悪いポジションからスタートすることになってしまった。」
「スタートは良かったけど、最初にペトルッチと接触。コントロールを少し失った後にビニャーレスと接触して、後退してしまった。そこからの挽回となったけど、ドゥカティ勢を抜くことは難しい。そこで時間を費やしてしまい、上位陣が逃げてしまうことが見えたから、ブレーキングで無理することを強いられた。」
「ピロの後ろに位置して、スリップストリームについたとき、スピードに乗り過ぎて、ブレーキングが長くなってしまい、コースアウトしてしまった。転倒後にレースに戻ることができ、何とか1ポイントを稼ぐことができた。」
「ネガティブだったのは、3度の転倒。全て説明が付き、僕のミスだった。ポジティブだったのは、ヘレスのテストで問題を解決して、ルマンのような好感触があったこと。全てをまとめれば、上手くやれる自信がある。良い仕事で結果を挙げることが大切。ホームレースを楽しみたい」と、困難な週末を振り返り、次戦のホームレースに向けて気持ち切り替えた。