開幕戦カタールGP~王者ロレンソがシーズン好発進
レギュレーションが大幅に変更されたシーズンの開幕戦で、冬季期間中のオフィシャルテストから好調のホルヘ・ロレンソがポールポジションから後続を寄せつけないペースで、2013年以来3年振り3度目の緒戦優勝。序盤チームメイトのアンドレア・イアンノーネと共にレースを引っ張った6番グリッドのアンドレア・ドビツィオーソが、3人による2位争いを制し、昨年を再現するように2位を獲得。2番グリッドのマルク・マルケスは、3位表彰台を獲得した。
第2戦アルゼンチンGP~マルケスがマシン乗換後に独走
安全面を考慮したフラッグ・トゥ・フラッグが適応され、マシン交換が義務付けられたシーズン2戦目は、3年連続のポールポジションを獲得したマルク・マルケスが、2番グリッドのバレンティーノ・ロッシとの一騎打ちを繰り広げたが、マシン交換後にパイペースで一気に引き離して独走。2位獲得に挑戦したマーベリック・ビニャーレスは、ラスト3ラップで転倒。最終ラップの最終コーナーでドゥカティの両雄が激突。終盤に次々とアクシデントが発生した中で、ロッシが2位、ダニ・ペドロサが3位を獲得。開幕戦勝者のホルヘ・ロレンソは、6ラップ目に転倒リタイアを喫したことから、マルケスがポイントリーダーに浮上した。
第3戦アメリカズGP~マルケスが4年連続ポール・トゥ・ウイン
ポイントリーダーとして、シーズン3戦目に乗り込んで来たマルク・マルケスは、4年連続のポールポジションから後続を全く寄せつけずに、4年連続のポール・トゥ・フィニッシュを達成。2番グリッドのホルヘ・ロレンソは、当大会最高位となる2位を獲得。4番グリッドのアンドレア・イアンノーネは、開幕からの2戦連続転倒後に3位表彰台を獲得すれば、スズキ勢が4位、5位に進出し、復帰後の最高位を獲得。3番グリッドのバレンティーノ・ロッシは、2ラップ目に転倒リタイアを喫した。
第4戦スペインGP~ロッシが7年振りに優勝
ヨーロッパラウンドの緒戦は、2005年以来11年振りとなるポールポジションを獲得したバレンティーノ・ロッシが、序盤から独走態勢を築いて今季初優勝。ヘレスでは、2009年以来7年振りの7勝目を挙げれば、2番グリッドのホルヘ・ロレンソが2位、3番グリッドのマルク・マルケス3位表彰台を獲得した。
第5戦フランスGP~ロレンソが2勝目で総合1位を奪取
開幕戦以来2度目のポールポジションを獲得したホルヘ・ロレンソがスタートから独走。今季2度目のポール・トゥ・フィニッシュを決めれば、7番グリッドのバレンティーノ・ロッシが2位に入り、ヤマハが2戦連続のワンツーフィニッシュ。8番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは、最高峰クラスで初の表彰台を獲得し、スズキに復帰後初の表彰台をもたらす。2位争い中に転倒を喫したマルク・マルケスは、レースに復帰して13位でゴール。総合2位に後退した。
第6戦イタリアGP~ロレンソ対マルケスの優勝争い
熱狂的な地元ファンの声援を受けたバレンティーノ・ロッシが、2008年以来8年振りにポールポジションを獲得したが、エンジントラブルが原因で、リタイアを強いられると、トップに飛び出した5番グリッドのホルヘ・ロレンソを4番グリッドのマルク・マルケスが追い上げ、終盤に優勝争いを展開。最終ラップの最終コーナーを1番に立ち上がったマルケスを、ロレンソがゴールライン直前で逆転し優勝。3番グリッドのアンドレア・イアンノーネが地元で表彰台を獲得した。
第7戦カタルーニャGP~ロッシがマルケスに競り勝って今季2勝目
初日の事故により、トラックレイアウトが変更されたシリーズ7戦目は、5番グリッドのバレンティーノ・ロッシをポールポジションのマルク・マルケスが追走。終盤に優勝争いを繰り広げられ、ロッシが2009年以来7年振りの7勝目を挙げれば、3番グリッドのダニ・ペドロサが今季2度目の3位表彰台を獲得。2番グリッドのホルヘ・ロレンソは、8番グリッドのアンドレア・イアンノーネに後方から追突され転倒リタイア。2位を獲得したマルケスが、ポイントリーダーに返り咲いた。