アビンティア・レーシングは17日、第6戦イタリアGPの決勝レースで接触転倒を喫した際に右足中足骨を骨折脱臼したロリス・バスが、来週末にTTアッセン・サーキットで開催される次戦TTアッセンを欠場することを発表。前戦カタルーニャGPに引き続き、ドゥカティのテストライダー、ミケーレ・ピロを負傷代役として起用する。
先月25日にスイス・ジュネーブ市内の病院で骨折箇所を3枚のプレートと15本のスクリューで固定する手術、骨接合術を受け、16日に抜糸したが、23日までプレートを取り出す再手術が受けられず、その後2日間は足に負担を掛けられないことから、欠場を強いられることになった。
「アッセンを走れないことは残念。ムジェロの転倒後、アッセンで復帰することを目標に設定したけど、医師団は最初からアッセンの参戦は困難だと説明してくれた。それでも僕はトライした。アッセンは大好きなトラックで、良い思い出がある。スーパーバイクのレコードは、まだ破られていない。昨年は楽しかったし、チームと一緒に問題の解決策に取り組みたかった。」
「右足は順調に回復している。リハビリを継続して、ドイツに向けて、足をしっかり治そう。エクトル・バルベラとミケール・ピロの健闘を祈る」と、第9戦ドイツGPの復帰を目指すことを説明した。