レプソル・ホンダのダニ・ペドロサは、第8戦TTアッセンの決勝レースで、5列目15番グリッドから1ラップ目に6番手に浮上。10ラップ目に18.257秒差の10番手まで後退したが、雨脚が強まった12ラップ目から最速ラップを連発すると、赤旗中断前の14ラップ目には、トップグループを射程圏内に捉えた5.499秒差の6番手まで挽回。
2列目からスタートしたレース2では、1ラップ目の9コーナーで週末2度目、今季4度目の転倒を喫したことから最後尾まで後退。最後まで走り抜いて、12位で完走した。
「考えていた戦略も、ギャップの挽回も役に立たなくなってしまった。不運だった。」「非常にタフな週末だったけど、今日のようなレースはまるで宝くじなんだ。最初のレースは、ソフトタイヤで走る戦略が上手く行くように思われた。路面が乾き始めると、遅くなってしまったけど、雨が降り始めると、他車が厳しくなっているところで、僕は非常に速く巻き返すことができた。あの瞬間、レースディレクションが、レースをストップすることを決断したことで、考えていた戦略も、ギャップの挽回も役に立たなくなってしまった。僕たちにとっては有益ではなかったから、不運だったと感じた。」
「レース2は、1ラップ目でリアの新品タイヤがあまりグリップしなかったから転倒してしまった。決定的に困難なグランプリとなってしまった。次戦に向けて、より良い解決策を探し、速く走る感触を取り戻そう」と、厳しかったレースを振り返り、気持ちを切り替えることを説明した。