アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニは30日、第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPの開催地、ミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで2日間のプライベートテストを実施。来季起用を予定するサム・ロースが、RS-GPを初走行させた。
テスト1日目は、ポテンシャル、カーボンブレーキ、電子制御、ミシュランタイヤの印象を掴むために、2ラップずつの周回を繰り返し、ステップ・バイ・ステップで挙動を理解。連続周回数を少しずつ伸ばして、60ラップを周回。2日目は69ラップを周回して、テストを締め括った。
「スロットルを開けた時のスピードはインクレディブル。輝くようなフィーリングだ!」2日間のテストを終えた25歳の英国人ライダーは、「最初の周回は決して忘れられない経験となっただろう。スロットルを開けた時のスピードは、インクレディブルだった。輝くようなフィーリングだ。2度目の走行でパワーを扱い始め、パフォーマンスを最大限に引き出すようにトライして行った。発見しなければいけないことが沢山あるけど、全てが驚きだった。まずはパワーとスピード。2つ目はカーボンブレーキ。3つ目はシームレスギアボックス。本当に信じられない。電子制御は現時点では快適だった。俊敏性にも驚いた。期待していなかった。」
「テスト前夜は、非常に困難なバイクを走らせると想像していたから、すごく神経質になっていたけど、何も簡単なことではないけど、全くそんなことはなかった。チームとの仕事も快適だった。一言で言えば、上手く行った」と、会心の笑みで初テストを振り返った。