ドゥカティ・チームのアンドレア・ドビツィオーソは、第9戦ドイツGPの決勝レースで、7番グリッドから1番手走行中の23ラップ目の終わりに、フロントにインターメディエイトタイヤ、リアにスリックタイヤを装着したバイクに交換。4番手に後退したが、最終ラップに逆転して、開幕戦カタルーニャGP以来となる今季2度目の表彰台を獲得し、総合11位から9位に浮上した。
「タイヤの温存に集中して、バイク交換の絶好のタイミングを逃してしまった」「グッドなスタートを切り、直ぐにトップグループに加わった。ペトルッチが転倒した後、再度トップに立ち、フロントタイヤを消耗させないように速く走ることに集中した。無理なコーナリングをせず、素早くバイクを立たせることに努めた。トラックが乾き始めたけど、タイヤを温存することに集中。それが理由でバイク交換の絶好のタイミングを逃してしまった。もしかしたら、2ラップ前に交換していたら、優勝を祝うことができたかもしれない」
「僕たちが決して上手く走れなかったトラックで、トップを走れたことはポジティブだ。僕たちに相応しい表彰台を持ち帰る。懸命に働いてくれたチームに感謝したい」と、ドゥカティ1年目の2013年に30秒差の7位、2014年に33秒差の8位、昨年8番手走行中に転倒リタイアを喫したザクセンリンクでのレースを振り返った。