ハーフシーズンレビュー:アンドレア・イアンノーネ

前半戦を振り返るハーフシーズンレビュー。第6弾は、総合4位に進出するドゥカティのファクトリーライダー、イアンノーネのシーズンを総括。

フル参戦12年目、最高峰クラス4年目をドゥカティのファクトリーチーム、ドゥカティ・チームから継続参戦する26歳のイタリア人ライダーは、最高峰クラスでの初優勝、昨年の総合5位以上の成績獲得に自信を持って、ファクトリーチーム2年目をスタート。

2月からのオフィシャルテストでは、総合8番手、10番手、6番手。開幕戦カタールでは、フリー走行2と3で連続の1番時計を記録。4番グリッドから飛び出した決勝レースでは、1ラップ目にトップに躍り出たが、6ラップ目に転倒リタイア。第2戦アルゼンチンGPでは、最終ラップの最終コーナーで転倒しチームメイトのアンドレア・ドビツィオーソに激突。

2戦連続のリタイアを喫した後、第3戦アメリカズGPで3位表彰台を獲得。第4戦スペインGPは7位、第5戦フランスGPは転倒リタイア。

ホームレースの開幕前、当チームから契約満期となる今季末でパートナーシップの終了が発表されたが、その2日後には、スズキからファクトリーチームで起用されることが発表。気持ちを切り替えて臨んだ第6戦イタリアGPでは3位表彰台を獲得。

第7戦カタルーニャGPは、5番手走行中のホルヘ・ロレンソに後方から激突。今季4度目のリタイアとなっただけでなく、レースディレクションからペナルティが科せられたことから、累積ポイント数により、次戦の最後尾グリッドからのスタートが決定。

その第8戦TTアッセンでは、最後尾から5番手まで挽回したが転倒。コースに復帰したことから、赤旗中断後のリスタートに並ぶと5位でフィニッシュ。第9戦ドイツGPでは、2戦連続の5位に進出。前半戦全9戦中4戦で転倒リタイアを喫したが、総合4位に33ポイント差、総合5位に20ポイント差の総合8位まで挽回。後半戦の開幕となる次戦オーストリアGPの開催地、レッドブル・リンクで実施されたプライベートテストでは総合1番手に進出した。

 

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