決勝レース:新人ミルが初優勝

スペイン・マジョルカ島出身のミルが11戦目で今季初のポール・トゥ・ウイン。ビンダーが2位に入り、タイトル争いにおいて大きく前進。

第10戦オーストリアGPの決勝レースは14日、レッドブル・リンクで行われ、総合12位のジョアン・ミルがキャリア通算11戦目で初優勝を飾り、総合7位に浮上した。

気温24度、路面温度35度のドライコンディションの中、ポールポジションのミルは、5人による優勝争いに競り勝てば、2番グリッドのブラッド・ビンダーは、0.279秒差の2位。3戦振り8度目の表彰台を獲得すれば、ウォームアップ走行で1番手に進出した3番グリッドのエネア・バスティアニーニは、0.431秒差の3位。プライベートテスト不参加組の中でKTM勢に割って入り、2戦連続3度目の表彰台を獲得。

5番グリッドのファビオ・クアルタラロは、今季の最高位となる4位に進出。8番グリッドのフィリップ・エッテル、13番グリッドのホルヘ・マルティン、10番グリッドのボ・ベンスナイダー、9番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニア、7番グリッドのニコロ・ブレガ、21番グリッドのリビオ・ロイがトップ10入り。

ウォームアップ走行で4番手に浮上した24番グリッドの尾野弘樹は15位。4戦振り3度目のポイント圏内に進出すれば、32番グリッドの鈴木竜生は、31番手走行中の6ラップ目9コーナーで今季5度目の転倒、2度目の転倒リタイア。

チャンピオンシップは、ポイントリーダーのビンダーが20ポイントを加算。転倒リタイアを喫した総合2位のホルヘ・ナバーロ、規律違反により出場停止処分をチームから科せられた総合3位のロマーノ・フェナティに対して、ポイントアドバンテージを67ポイント差、86ポイント差に拡大した。

次戦チェコGPは、ブルノ・サーキットで19日に開幕、21日に決勝レースが行われる。

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