後半戦2戦目となる第11戦チェコGPは、ブルノ・サーキットこと、アウトモトドローム・ブルノで19日に開幕、21日に決勝レース(日本時間18時00分)が行われ、軽量級で唯一、全戦でポイントを連取したポイントリーダーのブラッド・ビンダーがライバルたちの挑戦を受ける。
前戦オーストリアGPで2位、今季8度目の表彰台を獲得した20歳の南アフリカ人ライダーは、レッドブル・リンクに延滞。決勝レースのセッティングを見直すと、直ぐに不足していたフロントエンドのフィーリングを取り戻すことに成功。昨年優勝争いの末、3位表彰台を獲得した東欧のトラックで、ポイントアドバンテージを広げに行く。
今季2度目の転倒リタイアを喫した総合2位のホルヘ・ナバーロは、逆転タイトル獲得に向けて、これ以上ポイントギャップを広げることはできず、オフィシャルテストで見直したセッティングを活かし、昨年優勝争いから5位だった当地でポイント差を詰めたいところ。
総合3位のロマーノ・フェナティは、所属先のスカイ・レーシング・チーム・VR46から出場停止処分を受け、既に計画している来季の中量級昇格を含め今後の参戦が白紙の状態。
総合4位のフランセスコ・バグナイア、総合5位のニコロ・ブレガ、総合6位のエネア・バスティアニーニ、総合8位のファビオ・ディ・ジャンアントニア、総合16位のアンドレア・ミニョ、総合17位のアロン・カネト、総合19位のフアンフラン・グエバラ、総合20位のボ・ベンスナイダー、総合22位のジョン・マックフィー、総合23位のホルヘ・マルティン、総合25位のガブリエル・ロドリゴらは、オフィシャルテストに参加。早速、成果を活かしたいところ。
総合21位の尾野弘樹は、総合11位のカイルール・イダム・パウイ、バスティアニーニ、ディ・ジャンアントニアと共に第9戦ドイツGP後に当地に移動。2日間のプライベートテストで調整したセッティングを基に、上位進出を目指す。