アスパル・チーム、バウティスタの再起用を発表

2006年に125ccクラスで圧倒的な強さでタイトルを獲得したバウティスタとアスパル・チームが再びパートナーシップを形成。

アスパル・チームは17日、今季アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニに所属するアルバロ・バウティスタとの間で、2017年の起用に関して合意したことを発表。ドゥカティ・コルセから供給が予定されるデスモセディチGP16を走らせることになった。

31歳のスペイン人ライダーは、フル参戦4年目の2006年、当チームに移籍すると、全16戦中8勝を含む14度の表彰台、8度のポールポジションを獲得。圧倒的な強さと速さでタイトル獲得に成功すると、翌年にはチーム内での昇格という形で250ccクラスへの参戦を開始。3年間の挑戦で総合4位、2位、4位を獲得。今回の合意により、所属した4年間で16勝を含む42度の表彰台を共に獲得した古巣への復帰が決定した。

来季フル参戦15年目、最高峰クラス8年目を迎えるバウティスタは、「125ccクラスでタイトルを獲得、250ccクラスでタイトル争いを繰り広げ、キャリアにおいて、ベストリザルトを獲得したホームチームに復帰することが決まり、すごく嬉しい。それも最高峰クラスで再び協力関係を結び、新しいアバンチュールに向けて復帰できるから、モチベーションが高い。2017年、チームと一緒に戦闘的になれる自信がある」と、抱負を語った。

バウティスタの再起用を決断したチームマネージャーのホルヘ・マルティネス・アスパルは、「アスパル・チームにとって、アルバロの復帰は、全てに意味において大変大きな喜びです。2006年、彼と共にチームの初タイトルを獲得。あの数年間は大変素晴らしかったです。プロフェショナルとして、人としての関係は最高です。チームとスポンサーにとって、これは大変素晴らしいニュースであり、ドゥカティと我々自身のために、グレートなリザルトを獲得できることを期待します。重要なのは、素晴らしいキャリアを誇り、大変プロフェショナルなスペイン人ライダーを起用することで、競技面のアドバンテージを得られます」と、数年越しの希望が叶った起用を歓迎した。