レッドブル・ルーキーズ・カップ:ガルシアが2連勝を達成

タイトル争いの行方は、総合1位の佐々木と3人のスペイン人ライダーたちに絞られた。

レッドブル・ルーキーズ・カップの5戦目となるチェコ大会は週末、第11戦チェコGPの併催として、ブルノ・サーキットこと、アウトモトドローム・ブルノで開催。第1レースと第2レースでマルク・ガルシア(スペイン/16歳)が連続優勝を挙げた。

第1レースは、初めてポールポジションを獲得したガルシアが、6人の優勝争いを僅少さで制して今季2勝目。6番グリッドのアレックス・ヴィウ(スペイン/15歳)は、0.015秒差の2位、5番グリッドの佐々木歩夢(15歳)は、0.033秒差の3位を獲得。

ウェットコンディションとなった第2レースは、ガルシアがライバルたちを引き離して独走優勝。4人による2位争いは、3番グリッドのラウール・フェルナンデェス(スペイン/15歳)が競り勝ち、佐々木が連続の3位、7戦連続9度目の表彰台を獲得。

他の日本勢は、10番グリッドの鳥羽海渡(16歳)が転倒リタイアと6位。7番グリッドの小椋藍(15歳)は、転倒リタイアと20位だった。

タイトル争いは、ポイントリーダーの佐々木が、ヴィウに26ポイント差、フェルナンデスに32ポイント差のアドバンテージを広げ、ガルシアが37ポイント差に接近。総合5位の鳥羽は107ポイント差となったことから、タイトル獲得の可能性を失った。

チャンピオンシップは、残り2戦3レース。シリーズ6戦目は、第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPの併催として、ミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで9月10日に決勝レースが行われ、当サイトでは生中継で配信する。