第14戦アラゴンGPは、モーターランド・アラゴンで23日に開幕、25日に決勝レース(日本時間 19時20分)が行われ、第8戦TTアッセンからポイントリーダーの座を維持するヨハン・ザルコが、昨年3番グリッドから6位、2年前に3位表彰台を獲得した当地でタイトル争いのライバル、優勝争いのライバル、地元スペイン勢らの挑戦を受ける。
後半戦最初の2連戦で連続表彰台を獲得した直後に左鎖骨を骨折した総合2位のアレックス・リンスだったが、2度目の2連戦で7位と2位。ザルコを上回る結果を挙げて、後半戦4戦で25ポイント差から3ポイント差に急接近。昨年2位を獲得したホームトラックで第5戦フランスGP以来9戦振りとなる総合1位に挑戦する。
前戦で総合3位に浮上したトーマス・ルティは、残り5戦、125ポイントのタイトル争いで53ポイント差に接近すれば、総合4位に後退したサム・ロースは、前戦後に最終戦バレンシアGPの開催地、リカルド・トルモ・サーキットで実施したプライベートテストの成果を発揮して、57ポイント差に挑戦。
総合7位の中上貴晶は、昨年の8位が当地での最高位。ホームレースとなる次戦日本GPを視野に、3ポイント差の総合5位ジョナス・フォルガー、1ポイント差の総合6位フランコ・モルデビッリに挑む。
Moto2™欧州選手権で、9レース中6勝を挙げでタイトルを獲得したスティーブン・オデンガールがアディショナルエントリーとして参戦。当選手権初参戦のNTSを走らせて総合2位に進出するアラン・ティチャーとザルコがタイトル獲得に成功したカレックスを使用する総合3位の長島哲太がワイルドカードとして参戦する。