ロレンソ「ドゥカティで歴史を築く自信がある」

残り4戦の終盤戦を前に2016年を振り返り、新天地への移籍が決定している来シーズンの抱負を語る。

モビスター・ヤマハ・MotoGPのホルヘ・ロレンソは、前戦アラゴンGPの際に当サイトのインタビューに応え、チャンピオンとしてタイトル防衛に臨んだここまでのシーズンを振り返り、移籍を決断したドゥカティでの挑戦を語った。

「昨年の挽回は可能だったけど、今年は可能だけど、非常に困難だ。ほぼ不可能に近い。大きな幸運が必要で、マルケスが非常に不運に見舞われなければいけない。ポイント差を考えれば、総合2位争いをトライする可能性の方が高い。ライダーの安定したパフォーマンスは、タイヤの責任が非常に大きな割合を占めると考える。」

「フロントタイヤのコントロールを失うとき、転ばずに、立て直すのが非常に難しい。もしかしたら、転倒はフロントタイヤのコントロールが90%以上かもしれない。昨年は全くその反対だった。このような理由から、ライダーのミスを犯し、0ポイントで終わっている。その反対となっているのが、マルケス。確かに多くの転倒を喫しているけど、それはプラクティスで、レースでは常に完走している。ヤマハ勢が多くのミスを犯している一方で、大きなアドバンテージを得て、ポイントリーダーとして、チャンピオンシップを君臨している。」

「特に僕の場合、ブリヂストンを装着して、全てのサーキットで、ほぼ全てのコンディションにおいて、非常に戦闘力が高かったけど、ミシュランのレイン、特にフロントタイヤはプレシーズンの時に初めて試した時から、ソフトタイヤだったにも関わらず、非常に硬い印象を与えた。」

「ミシュランがこのレインのフロントタイヤを変更するのかを確認する必要がある。もしくは、僕がどのようにして戦闘的になるのかを理解する必要があるかもしれない。そうでなければ、将来も多くのポイントを失い続けるかもしれない。他のバイクでどうなるかも確認しないと。ドゥカティは雨の中で限界を感じやすいようだ。ドゥカティ勢は非常に速いから、将来がどうなるか見てみよう。」

「非常にビックなチャレンジだ。多くの人たちが、このバイクでワールドチャンピオンになることを期待していると考える。僕自身は適した時期だと考える。もし、ジャンプしなければいけなければ、最も適した時期だ。ジジ・ダリーニャがいる。日本勢に対抗できる人物は彼だけだ。」

「キャリアにおいて、最も大きな挑戦は、125ccクラスへの参戦だったと考える。この世界でやって行くために、結果を残す必要があった。あれは本当の重圧、正真正銘の挑戦だった。今、5度目のタイトルを獲得して、ここに僕がいるのは、大好きだから、情熱だからだ。僕のストロングポイントの1つは適応性だと考える。ドゥアkティで戦闘的なれるか見てみたい。確かに、ドゥカティで勝ったのは、ケーシー・ストーナーだけ。歴史を築くことができる」と、新天地での野心的な挑戦に自信を見せた。

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