Moto3™クラスプレビュー

王者ビンダーの7勝目、総合2位争い、総合4位争いに注目。日本勢の尾野と鈴木は、好走を見せた前戦の勢いを持ち込みたいところ。

第17戦マレーシアGPは、セパン・インターナショナル・サーキットで28日に開幕、30日に決勝レース(日本時間13時00分)が行われ、総合2位争い、総合4位争い、新人王争いに注目が集まる。

2016年王者のブラッド・ビンダーは、相次ぐ転倒が発生した前戦オーストラリアGPで王者の貫禄を見せ、2014年のジャック・ミラー、2015年のダニー・ケントが記録したシーズン6勝目に並び、昨年16番グリッドから優勝争いの末、シーズンのベストリザルトとなる2位を獲得した当地で、2013年の故ルイス・サロン以来、Moto3™クラスでの年間最多勝利、軽量級で史上17人目となる年間7勝目に挑戦。

総合2位を争うエネア・バスティアニーニとホルヘ・ナバーロは、前戦で共に転倒リタイアしたことから、2人のギャップ、21ポイント差は変わらず、ナバーロは昨年3位表彰台を獲得した高速トラックで、ホームレースとなる最終戦バレンシアGPでの逆転を視野に、ポイント差を詰めに行く。

総合4位争いを展開するニコロ・ブレガ、ジョアン・ミル、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ、フランセスコ・バグナイアは、前戦で転倒リタイア。新人王を争う3人には素早い順応が要求され、バグナイアは3度の挑戦で1度もポイントを稼げなかった経験を活かしたいところ。

前戦で3位表彰台争いを繰り広げた総合23位の尾野弘樹と総合26位の鈴木竜生は、今季5度目、8度目のポイント圏内進出を目指す。

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