プレスカンファレンス~中量級のタイトル争い

タイトル争いを展開するザルコ、ルティ、リンスがスペシャルプレスカンファレンスに出席。

第17戦マレーシアGPのプレスカンファレンスは27日、セパン・インターナショナル・サーキットのプレスカンファレンスで行われ、中量級のタイトル争いを繰り広げる主役たちが出席。

昨年優勝を挙げた当地で今季6勝目を挙げれば、ライバルたちの結果に関係なくチャンピオンに輝く総合1位のヨハン・ザルコは、「タイトルは近い。グレートなシーズンで、アドバンテージを得ている。タイトルを獲得することができるけど、ルティとアレックスは非常に強敵だ。簡単には行かない。オーストラリアではポイントを加算することができたけど、11位だった。さあ、マレーシアだ。タイトル獲得に向けて、全てのポテンシャルを発揮しなければいけない。」

「中量級のチャンピオンシップは興味深い。3人がタイトルを争っている。僕が優勝すれば、チャンピオン。勝ちたい。頭脳的になり、最初から速く走る必要がある。昨年は困難だったけど、上位に進出したい。週末の展開を確認して、作戦は上位に位置することだ」と、今週末で決めることを宣言。

前戦オーストラリアGPでキャリア初の2連勝を達成して、22ポイント差まで接近した総合2位のトーマス・ルティは、昨年コンマ5秒差の2位だった当地でのタイトル争いに向け、「キャラクターが異なるトラックで2連勝を達成。この調子を維持しよう。チームと一緒に仕事を進めて、優勝にトライしよう。この状況は仕事の成果。僕は成長している。この調子を続けたい」と、週末の抱負を説明。

前戦の転倒リタイアで25ポイント差の総合3位に後退したアレックス・リンスは、「今年は多くの問題に見舞われた。ジャンプスタートだったカタール、最後尾からスタートしたムジェロ、体調不良だったアラゴンといったように難しいシーズンとなってしまった。グッドなリザルトを獲得するために全力を尽くそう。」

「軽量級では、最終戦までマーベリック・ビニャーレス、ルイス・サロンとタイトルを争い、あと少しのところで、タイトル獲得という扉が閉まってしまった。中量級は異なる。最も難しい。ザルコとルティは僕よりも経験が豊富だけど、僕は全力で行く」と、最後まで挑戦することを強調した。