最高峰クラスのプライベートテスト2日目は24日、ヘレス・サーキットで行われ、10年前の2006年に125ccクラスでタイトル獲得に成功した古巣に7年ぶりに復帰するアルバロ・バウティスタがトップタイムをマークした。
1日目に3番手だったバウティスタは、4月のスペインGP公式予選2でドゥカティのファクトリーライダー、アンドレア・ドビツィオーソが記録した4番時計(1分39秒580)を非公式ながら大きく更新する1分38秒736を刻めば、1日目2番手のロリス・バスは、0.238秒差の2番手を維持。1日目1番手のエクトル・バルベラは、0.596秒差の3番手。
4月のスペインGPを負傷欠場したダニロ・ペトルッチは、オフィシャルテストでドビツィオーソが使用した2017年型のプロトタイプマシン、デスモセディチGP17を使用。1日目に転倒を喫したスコット・レディングと共にテストプログラムを進めて、1分39秒台に進出。ドゥカティ勢はテストを終了した。
アプリリアのアレイシ・エスパルガロは、転倒を喫したが1分39秒台に進出。ホンダ勢では、転倒を喫したジャック・ミラーとテストライダーの青山博一が最多の76ラップと75ラップを周回。KTMのミカ・カリオは、1日目からラップタイムを1.582秒短縮させれば、スズキのアンドレア・イアンノーネは、走行をキャンセル。唯一の新人、サム・ロースは、1日目の転倒が影響して、20ラップ後に走行を打ち切った。
ヤマハ勢のモビスター・ヤマハ・MotoGPとモンスター・ヤマハ・テック3は、セパン・インターナショナル・サーキットでプライベートテスト2日目を実施した。
プレイベートテスト2日目 1. アルバロ・バウティスタ (ドゥカティ): 1分38秒946 (71ラップ) 2. ロリス・バス (ドゥカティ): 1分39秒184 (59ラップ) 3. エクトル・バルベラ (ドゥカティ): 1分39秒542 (50ラップ) 4. アレイシ・エスパルガロ (アプリリア): 1分39秒675 (41ラップ) 5. ダニロ・ペトルッチ (ドゥカティ): 1分39秒766 (64ラップ) 6. カレル・アブラハム (ドゥカティ): 1分39秒776 (56ラップ) 7. ミケーレ・ピロ (ドゥカティ): 1分39秒887 (59ラップ) 8. スコット・レディング (ドゥカティ): 1分39秒985 (64ラップ) 9. ジャック・ミラー (ホンダ): 1分40秒307 (76ラップ) 10. ミカ・カリオ (KTM): 1分40秒307 (71ラップ) 11. 津田拓也 (スズキ): 1分40秒942 (67ラップ) 12. 青山博一 (ホンダ): 1分41秒003 (75ラップ) 13. ブラッドリー・スミス (KTM): 1分41秒621 (37ラップ) 14. サム・ロース (アプリリア): 1分42秒321 (20ラップ)