ドゥカティ・チームのホルヘ・ロレンソは20日、イタリア・ボローニャ市内のドゥカティ・オーディトリウムで開催された2017年体制のチーム発表会に、ドゥカティスタとして初めて出席。赤いツナギに身を包み、新天地からの意気込みを語った。
「とても嬉しい。バイクに乗ることにワクワクする。バレンシアのテストから長い時間が過ぎてしまったから、あの感触が忘れそうだけど、セパンのオフィシャルテストまで、あと数日だ。」
「グレートなチームから最高峰クラスに昇格したときは、あれが最高のことだと考えたけど、ドゥカティとの間で契約を結んだときは、何か特別だった。このチームはまるで家族のような印象を与えてくれる。全てが情熱的。バイクの愛好家であるファクトリーのスタッフたちは、その情熱を伝えてくれ、最高のものを発揮するためのエネルギーを与えてくれる。エキストラなプラスだ。」
「バレンシアのオフィシャルテストは、ビックなショックだった。バイクに初めて乗る前、全てが真っ赤に染まったピットボックスに入り、いつもとは顔ぶれが違う人たちを見たときは、大きな衝撃を受けたけど、少しずつ慣れて行った。バイクを走らせたときも、大きなインパクトを受けた。これまでに走らせたバイクとは大きな違いがあるけど、ポジティブなところが沢山あり、改善が必要な分野を確認した。」
「ヤマハでは、最初に乗ったときから非常に上手く適応でき、最初からグッドなコネクションがあった。ドゥカティは異なる。多くの人たちは、僕が操縦性の低いナーバスなバイクに苦労するだろうと考えたけど、本当のところは良かった。バイクの快適さを感じ、コーナリングはポジティブだった。」
「僕は誰にも何も残さなかった。ロッシは僕に何も残さず、僕もマーベリックに何も残さなかった。バレンシアのテストリザルトは、誰もが見たように、彼が2日間連続して1番手に進出した。彼の才能、野心、意欲がハッキリと表明され、マルケス、ロッシと共にチャンピオン候補として名乗りを上げた。」
「グレートなライダーたちを起用する巨大な2メーカーと対戦することになるけど、ここ3年間の結果を見れば、ドゥカティは、毎年改良され、今年はさらに進歩しならなければいけない。優勝に固執する必要はないけど、進歩に拘る必要がある」と、タイトル獲得という目標に向けて抱負を語った。