エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDSは14日、ティト・ラバットが15日からフィリップアイランド・サーキットで始まる今年2度目のオフィシャルテストを欠場することを発表。開幕戦カタールGPの事前テストとなる3度目のオフィシャルテストに向けて、リハビリの継続に専念する。
セパン・インターナショナル・サーキットで開催された今年最初のオフィシャルテスト2日目に転倒を喫した際に左膝の靭帯と左脚四頭筋の腱を損傷、右手橈骨(とうこつ)と右手第5中手骨、右足末節骨を骨折。スペインに緊急帰国し、バルセロナ市内の大学病院で手術を受けた後、集中的なリハビリに取り組んでいたが、左膝の可動域が十分でないことから、テスト参加を見送ることになった。
チーム代表のミチェル・バルトメリーは、「マレーシアで複数の怪我を負った後、ティトはフィリップアイランドでのテストに向けて懸命にリハビリに取り組みました。骨折は十分に治りましたが、左膝の怪我が原因で、走行はできません。集中的なリハビリを実施しましたが、必要とされる屈伸ができないことから、オーストラリアでリスクを冒さず、カタールのテストに向けて、回復に必要な十分な時間を与えることを決断しました。彼とチームにとって、正しい判断です」と、説明した。