中量級のオフィシャルテスト3日目、最終日は10日、ヘレス・サーキットで行われ、2016年総合13位のアレックス・マルケスがトップタイムをマーク。3日間の総合で1番手に進出した。
気温が30度まで上昇したドライコンディション。膝負傷が原因で2日間欠場していたステファノ・マンツィが合流し、31名が10時00分からセッションを開始。11時10分までの最初のセッションでは、2日間の総合で4番手だったマルケスが1分42秒台を最多の7回、1分41秒台を1回記録。非公式ながらサーキットベストラップ(1分42秒408)を0.419秒更新すれば、2度目のセッション(12時40分から13時50分)でも連続1番時計を刻み、39度の発熱に見舞われていたことからテストを終了。
3度目のセッションは、15時20分から16時35分まで行われ、2日間の総合で3番手だった中上貴晶が今回のテストで3度目となる1番時計を記録。
3日間の総合は、唯一1分41秒台に進出したマルケスが1番手。2度目のセッションで連続25ラップのレースシミュレーションを実行して1分43秒台を25回記録したフランコ・モルビデッリが、0.114秒差の2番手に進出。初日総合1番手のミゲール・オリベイラが初日のラップタイムで3番手。ドミニケ・エガーター、ホルヘ・ナバーロ、マティア・パシーニが続き、中上貴晶は、58ラップの周回で1分42秒台を10回記録して、0.507秒差の7番手、ファビオ・クアルタラロ、アクセル・ポンス、トーマス・ルティがトップ10入り。2日間の総合で18番手だった長島哲太は、54ラップを周回し、1.146秒差の20番手だった。
19チームは、開幕戦カタールGPの開催地、ロサイル・インターナショナル・サーキットに移動。17日から3日間のオフィシャルテストを実施する。
オフィシャルテスト1日目 セッション1: 1分42秒503 (中上貴晶) セッション2: 1分42秒316 (ミゲール・オリベイラ) セッション3: 1分42秒858 (中上貴晶) オフィシャルテスト2日目 セッション4: 1分42秒301 (フランコ・モルビデッリ) セッション5: 1分43秒137 (アレックス・マルケス) セッション6: 1分42秒546 (アレックス・マルケス) オフィシャルテスト3日目 セッション7: 1分41秒989 (アレックス・マルケス) セッション8: 1分42秒545 (アレックス・マルケス) セッション9: 1分42秒496 (中上貴晶) サーキットレコードラップ: 1分42秒876 (2014年‐ジョナス・フィルガー) サーキットベストラップ: 1分42秒408 (2016年‐サム・ロウズ)