レプソル・ホンダのマルク・マルケスは、2016年6月2日に更新した2年契約の1年目、最高峰クラス5年目、フル参戦10年目のシーズンに向けて、最終戦バレンシアGPのオフィシャルテストから始動。
セパン・インターナショナル・サーキット
第17戦マレーシアGPの開催地で実施された1月30日からのオフィシャルテストで、予定していた11月下旬のプライベートテストをキャンセルしたことから、11週間ぶりとなる走行で、電子制御とセットアップを中心にテストプログラムに着手し、0.138秒差の総合3番手に進出。
フィリップアイランド・サーキット
第16戦オーストラリアGPの開催地で実施された2月15日からのオフィシャルテストでは、電子制御の調整を継続すると、1日目に1番手発進を決めた後、2日目と3日目にはロングランを実行し、0.294秒差の総合2番手に進出。
ロサイル・インターナショナル・サーキット
プライベートテストを実施したヘレス・サーキットを経由し、開幕戦カタールGPの開催地で実施された3月10日からのオフィシャルテストでは、電子制御、セットアップ、エアロダイナミックスのテストプログラムに取り組み、1日目に2度、3日目に3度の転倒を喫したことが影響し、0.660秒差の総合11番手。
「レースペースは嬉しいけど、ベストのテストではなかったことは明白。3度も転んでしまった。1度目はチャタリング、2度目と3度目のフロントが閉じてしまった。3度目はレースシミュレーションを実行中だった。僕の責任。プッシュしなければ、ポジションが理解できないけど、このようなことは、テスト中に起きた方が良い。グランプリで戻って来るときには、上手くマネージメントしよう。もし、明日がレースなら、表彰台争いができる」と、最終日を振り返った。