プレシーズンリキャップ~ホルヘ・ロレンソ

タイトル獲得候補たちのプレシーズンを振り返る「プレシーズンリキャップ」。第2弾は、2016年総合3位のロレンソ。

ドゥカティ・チームのホルヘ・ロレンソは、2016年4月18日に締結した2年契約の1年目、最高峰クラス10年目、通算16年目のシーズンに向けて、最終戦バレンシアGPのオフィシャルテストから始動。

セパン・インターナショナル・サーキット
第17戦マレーシアGPの開催地で実施された1月30日からのオフィシャルテストで、契約の関係により、11月下旬のプライベートテストに参加できなかったことから、本格的な準備をスタート。9年間走り続けたバイクからの適応とバイクの理解に取り組み、最終日にはレースシミュレーションを実行。「信じられない進歩」と、1日目の17番手から0.399秒差の総合10番手に浮上。

フィリップアイランド・サーキット
第16戦オーストラリアGPの開催地で実施された2月15日からのオフィシャルテストでは、前回のベースからテストを始め、より速く、より安定した走り方を追求。異なるセッティング、新たな解決策を試し、1日目の11番手から0.739秒差の総合8番手に進出。

ロサイル・インターナショナル・サーキット
開幕戦カタールGPの開催地で実施された3月10日からのオフィシャルテストでは、2011年、2012年、2016年に優勝を挙げたトラックで1日目5番手発進すると、最終日には0.189秒差の総合4番手に進出。

「4番手だ。喜ばないと。ドゥカティが上位に進出したことが良い兆候。1ラップの戦闘力がある。ポールポジションを狙うことができるけど、レースペースの仕事をしないといけない。大きな改良が必要だけど、沢山の情報を収集し、何をすべきか分かっている。現時点では、正真正銘のポテンシャルの70%だ」と、最終日を振り返った。