モビスター・ヤマハ・MotoGPのマーベリック・ビニャーレスは、2016年5月19日に締結した2年契約の1年目、最高峰クラス3年目、通算7年目のシーズンに向けて、最終戦バレンシアGP後のオフィシャルテスト、セパン・インターナショナル・サーキットで実施したプライベートテストを経て、1月下旬から本格的な準備を開始。
セパン・インターナショナル・サーキット
第17戦マレーシアGPの開催地で実施された1月30日からのオフィシャルテストで、2ヶ月前のプライベートテストで収集したデータを検証しながら、電子制御の調整、リアタイヤの消耗、フレームとフェアリングの比較に着手。転倒なし、コースアウトなしの3日間で総合1番手に進出。
フィリップアイランド・サーキット
第16戦オーストラリアGPの開催地で実施された2月15日からのオフィシャルテストでは、M1のバランスを追求しながら、レースペースの改善、フレームの比較検証を進め、3日目には2度の連続20ラップを実行し、総合1番手を維持。
ロサイル・インターナショナル・サーキット
開幕戦カタールGPの開催地で実施された3月10日からのオフィシャルテストでは、タイヤ消耗と燃費のテストプログラムに取り組み、3日目には連続22ラップのレースシミュレーションを実行すると、今年3度目、プレシーズン4度目となる総合1番手に進出。
「バイクの上ですごく快適な感じがあり、さらに一歩前進した。レースペースがすごく良い。レースシミュレーションでは途中で何人かに出くわしてしまい、コンスタントなペースを刻むことができなかったけど、終盤のペースが嬉しい。もし、レースがテストのように上手く行けば、優勝争いにトライできる」と、開幕戦優勝に自信を見せた。