決勝レース:総合1位のビニャーレスが開幕から2連勝を達成

ビニャーレスが優勝、ロッシとクラッチローが表彰台。マルケス、ペドロサ、ロレンソ、ドビツィオーソが転倒リタイア。

第2戦アルゼンチンGPの決勝レースは9日、アウトドロモ・テルマス・デ・リオ・オンドで行われ、ポイントリーダーのマーベリック・ビニャーレスが開幕戦カタールGPに続いて2連勝を達成。チャンピオンシップのライバルたちとのポイントアドバンテージを拡大した。

気温20度、路面温度25度のドライコンディションの中、ウォームアップ走行で週末3度目の1番手に進出した6番グリッドのビニャーレスは、3ラップ目に2番手、4ラップ目に1番手に飛び出し、後続を引き離すと、7番グリッドのバレンティーノ・ロッシは、2.915秒差の2位に入り、キャリア通算350戦目で2戦連続の表彰台を獲得。ヤマハのファクトリーチームがワンツーフィニッシュを決めた。

3番グリッドのカル・クラッチローは、3.754秒差の3位に入り、今季初の表彰台を獲得。インディペンデントチームライダー勢の最高位に進出すれば、10番グリッドのアルバロ・バウティスタは、6.523秒差の4位に進出。

14番グリッドのヨハン・ザルコは、5位に入り、新人勢の最高位に進出すれば、11番グリッドのジョナス・フォルガー、4番グリッドのダニロ・ペトルッチが続き、15番グリッドのスコット・レディングは、4人による8位争いに競り勝ち、17番グリッドのジャック・ミラー、2番グリッドのカレル・アブラハムがトップ10入り。

9番グリッドのロリス・バス、20番グリッドのティト・ラバット、21番グリッドのエクトル・バルベラ、KTMの両雄、18番グリッドのポル・エスパルガロと19番グリッドのブラッドリー・スミスがポイント圏内に進出。

12番グリッドのアンドレア・イアンノーネは、ジャンプスタートでライドスルーのペナルティが科せられて16位。

16番グリッドのホルヘ・ロレンソは、スタート直後の1コーナーで他車に接触して転倒リタイア。

ポールポジションのマルク・マルケスは、後続に2.2秒以上のアドバンテージを広げた1番手走行中の4ラップ目2コーナーで週末2度目、今季3度目の転倒を喫して、今季初のリタイア。

23番グリッドのアレックス・リンスは、14番手走行中の7ラップ目に転倒。5番グリッドのダニ・ペドロサは、4番手走行中の14ラップ目2コーナーで週末2度目の転倒。8番グリッドのアレイシ・エスパルガロは、8番手走行中の15ラップ目5コーナーで転倒を喫した際に13番グリッドのアンドレア・ドビツィオーソに激突し、2人がリタイア。22番グリッドのサム・ロウズは、ギアの問題で離脱した。

チャンピオンシップは、総合1位のビニャーレスが2連勝で50ポイントに到達。2戦連続表彰台を獲得したロッシは、14ポイント差の総合2位に浮上した。

次戦アメリカズGPは、サーキット・オブ・ジ・アメリカズで2週間後の21日に開幕、23日に決勝レースが行われる。

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