第3戦アメリカズGP~MotoGP™クラスプレビュー

開幕から2連勝のビニャーレスに、アメリカズ4連勝のマルケス、総合2位に浮上したロッシらが挑戦。

第3戦アメリカズGPは、サーキット・オブ・ジ・アメリカズで21日(木)に開幕、23日(日)に決勝レース(日本時間の24日4時00分)が行われ、ヤマハでのデビュー戦となった開幕戦カタールGPから2戦連続して優勝を挙げたマーベリック・ビニャーレスがポイントリーダーとして乗り込み、ライバルたちの挑戦を受ける。

2012年、テキサス州の州都オースティン近郊に建設され、アメリカにおいて、デイトナ、ラグナセカ、インディアナポリスに続き、4つ目の開催地として、2022年まで10年間の開催に合意し、初開催の2013年から今年で5年連続の開催となる。

2連勝で乗り込むビニャーレスは、2013年に軽量級で2位、2014年に中量級で初優勝、2015年と2016年は9位と4位に進出すれば、開幕から2戦連続の表彰台獲得で総合2位に浮上したバレンティーノ・ロッシは、6位、8位、3位を獲得した後、昨年は転倒リタイア。昨年優勝を挙げた次戦スペインGPを前に、14ポイント差を詰めに行く。

前戦アルゼンチンGPで、2年連続して他車の転倒に巻き込まれた総合3位のアンドレア・ドビツィオーソは、7位、3位、2位を獲得した後、昨年は他車の転倒に巻き込まれて転倒リタイアを強いられたことから、不運続きを断ち切りたいところ。オープニングラップで転倒リタイアを喫した総合18位のホルヘ・ロレンソは、3位、10位、4位、2位。シートの問題を解決して、浮上のきっかけを掴みたいところ。

前戦で転倒リタイアを喫した総合8位とマルク・マルケスは、初開催の2013年から4年連続のポール・トゥ・フィニッシュ。2013年のラグナセカ、2013年から2015年までのインディアナポリスを含めれば、全8戦全勝。2011年から2年間の中量級を含めれば、10連勝と圧倒的な強さを見せていたことから、37ポイント差に拡大されたポイントギャップを巻き返すには、絶好の機会となる。

前戦で転倒リタイアを喫した総合10位のダニ・ペドロサは、2013年から2年連続して2位を獲得。2年前は欠場、昨年は転倒リタイアを喫したが、好走を見せた当地で、3年ぶりの表彰台を目指す。

前戦でポイントを獲得できなかったスズキとアプリリアは、ヨーロッパラウンドを前に上位進出を狙えば、初ポイントを獲得したKTMは、走行データを所有していないことから困難な週末を予想。

インディペンデントチームライダー勢では、7位と8位進出で総合4位に進出するスコット・レディングを筆頭に、前戦で表彰台を獲得した総合5位のカル・クラッチロー、連続シングルフィニッシュのジャック・ミラー、前戦4位のアルバロ・バウティスタ、新人勢で存在感を見せる総合6位のジョナス・フォルガーと総合11位のヨハン・ザルコらに注目が集まる。

当サイトでは、ビニャーレス、ロッシ、クラッチロー、マルケス、バウティスタ、ザルコが出席する20日(木)のプレスカンファレンスを日本時間21日の2時00分から生中継で配信する。