リンス、手術成功で全治6~8週間

オースティンで骨折した左手首を手術し、全治6~8週間。ヘレスには、テストライダーの津田を起用。

チーム・スズキ・エクスターのアレックス・リンスは27日、第3戦アメリカズGPのフリー走行3で今季2度目の転倒を喫した際に脱臼骨折した左手首橈骨(とうこつ)と尺骨(しゃっこつ)を、帰国直後から入院したバルセロナ市内の大学病院で2枚のチタン製プレートを使用して固定する手術を受け、無事に成功。来週末の次戦スペインGPには、テストライダーの津田拓也が代役として参戦することが決まった。

手術前の精密検査では、左手首の尺骨神経も損傷していることが見つかったが、手術の必要はなく、2週間後に改めて検査を受けることになった。リハビリは10日後から。復帰の時期は、現時点では未定だが、医師団は全治6週間から8週間と診断。

スズキのファクトリーチームは、第4戦スペインGPと決勝レース翌日のオフィシャルテストに負傷代役として津田を招集。昨年11月末には、リンスの負傷代役として、ヘレス・サーキットで実施したプライベートテストに参加していた。

手術を終えたリンスは、「チャビエル・ミル医師から手術は大変上手く行ったと説明してくれた。土曜の転倒直後から僕をケアしてくれた全ての人たちに感謝したい。ソーシャルメディアを通じたメッセージには本当に励まされ、特にチームのみんなは本当に親切に対応してくれた。これらは僕にエネルギーを与えてくれ、リハビリを早く始め、1日も早くレースに復帰したい」と、感謝の言葉を述べ、リハビリへの意欲を語った。

Takuya Tsuda, SUZUKI Test Team, Sepang MotoGP™ Official Test
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