第4戦スペインGP~プレスカンファレンス

シーズン4戦目の開幕を前日に控えた中、ロッシ、ビニャーレス、マルケス、クラッチロー、ペドロサ、ロレンソが共同会見に出席。

第4戦スペインGPのプレスカンファレンスは4日、ヘレス・サーキットのプレスカンファレンスルームで行われ、週末の主役たちが出席。前戦アメリカズGPを振り返り、シリーズ4戦目の抱負と期待を語った。

開幕から3戦連続の表彰台獲得でポイントリーダーに飛び出したバレンティーノ・ロッシは、「ヨーロッパに戻って来たことは最高だ。これから素晴らしい歴史的なオールドタイプのトラックを訪れ、沢山のファンがサーキットに来てくれ、彼らが作り出す雰囲気は最高。いつも大きな喜びで、序盤の3戦でグッドなリザルトを獲得し、チャンピオンシップのトップとして、ここに来られたことは最高だ。昨年は素晴らしい週末となり、優勝することができた。勝利は重要だけど、毎年状況は異なる。このトラックはファンタスティック。いつも難しいけど、バイクを走らせることは大きな喜び。」

「ヤマハのために通算500勝を挙げることは難しいだろう。だけど、僕たちはトライすることは確かだ!」と、2001年に達成したホンダ通算500勝の再現に挑戦することを宣言。

前戦の転倒リタイアで総合2位に後退したマーベリック・ビニャーレスは、「全てがポジティブ。ちょっとしたミスで、そこから学ばなければいけないけど、まだ3戦目。まだ経験を積み、多くのことを学習する必要がある。ヘレスは僕たちのバイクにとってグッドなトラックだから、バイクから100%のポテンシャルを引き出したい。現状、リアのグリップがすごく良い。ここでもグリップが良いだろう。頭脳的になり、最大数のポイントを持ち帰らなければいけない」と、週末の目標を説明。

前戦で5年連続の優勝を挙げて総合3位に浮上したマルク・マルケスは、「オースティンは、プッシュをする時で、グッドなリザルトを獲得する時だった。序盤戦のパフォーマンスは良かったけど、何らかの理由で日曜は、グッドなポジションでフィニッシュすることができなかった。ここでテストを実施した。良い感じがあり、ペースはそれほど悪くなかったけど、序盤戦で沢山のことを学習したから、当時とはバイクが異なる。グッドなトラック。難しいトラック。タイヤにとっても難しい。昨年は気温が高かったから、天候を確認するけど、表彰台争いにトライしよう」と、2013年から5年連続の表彰台に挑戦する意向を明かした。

インディペンデントチームライダー勢の最高位となる総合5位に進出するカル・クラッチローは、「カタールの転倒を除いて、悪くないシーズンのスタート。アルゼンチンでは強さを感じ、テキサスではファンタスティックなフィーリングはなかったけど、グッドなリザルトだった。欧州に戻って来た。僕としては、家に近い方が良い。シーズンのこの時期が楽しみ。ヘレスの週末が楽しみ。現状、僕たちはすごく良い方向性に進んでいる。この勢いを維持したい」と、ヨーロッパラウンドの幕開けを心待ちにしていたことを説明。

前戦で3位表彰台を獲得した総合6位のダニ・ペドロサは、「最高の場所。長い間、ここが気に入っている。ヘレスに戻って来たことが嬉しい。勢いを維持し、幾つかのことを良くしたい。上手く走れているときは、すごく楽しいから、楽しもう。予選が今まで以上に重要。このトラックではタイムが非常に接近するから、ベターなフィーリングを見つけて、良くしたい」と、週末の課題を説明。

5月4日に30歳の誕生日を迎え、15年前にデビューした当地に戻って来た総合13位のホルヘ・ロレンソは、「30歳は年をとったように思われるけど、20歳に戻ったような良い気分だ。シーズンはあまり良くない始まりだった。ドゥカティの加入で期待感が大きかったけど、ものごとは、思われているほど簡単ではない。ドゥカティのような特殊で困難なバイクに適応するには、ある程度の時間が必要だけど、少しずつ良くなっている。僕のライディングスタイルから、現時でバイクは完璧ではないけど、将来に向けて、戦闘的になれるように必要なことに取り組もう。ハードなことだけど、僕は今までにない度に幸せだ。一刻でも早く結果を挙げられるように全力で仕事に取り組もう。ドゥカティにとって、ヘレスはベストなトラックではないから、野心とバイクの良い感じを持って、困難なことを補おう」と、意気込みを語った。

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