決勝レース:ミルが今季3勝目

多重クラッシュによる赤旗中断後、ミルが独走優勝。カネト、ディ・ジャンアントニオが表彰台。佐々木は19位。鈴木と鳥羽は転倒。

第5戦フランスGPの決勝レースは21日、ルマンのブガッティ・サーキットで行われ、ポイントリーダーのジョアン・ミルが独走で優勝。今季3勝目、通算4勝目を挙げ、タイトル争いのライバルたちに対して、ポイントラドバンテージを広げた。

気温18度。路面温度34度のドライコンディションの中、1ラップ目の4コーナーで多重クラッシュが発生。転倒後にレースに復帰した19番グリッドのアダム・ノルディン車からオイルが漏れたことから、2ラップ目に約20台が同時に転倒。レースディレクションは赤旗を提示し、トラックを清掃。レース周回数が24ラップから16ラップに周回数が縮小され、ノルディンを除く30台がスターティンググリッドに並び、クイックリスタートによりレースが再開。

ウォームアップ走行で1番手に進出した8番グリッドのミルは、1ラップ目に10番手まで後退したが、8ラップ目にトップに飛び出し、後続を引き離すと、12番グリッドのアロン・カネトは、9人による2位争いに競り勝ち、2戦連続の表彰台を獲得。

15番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオは、3位に進出して2戦ぶりに表彰台を獲得。コンストラクター部門のタイトル奪回を目指すホンダが開幕から5戦連続して表彰台を独占。

7番グリッドのマルコス・ラミレスは2戦連続の4位。3番グリッドのフアンフラン・グエバラ、11番グリッドのエネア・バスティアニーニ、16番グリッドのジュール・ダニロ、23番グリッドのアンドレア・ミニョ、9番グリッドのボ・ベンスナイダーが続き、ワイルドカードとして参戦した10番グリッドのダニー・ケントは10位。

2番グリッドのニコロ・ブレガは、転倒で強打した背中の痛みに耐えて17位。27番グリッドの佐々木歩夢は19位で完走。

ポールポジションのホルヘ・マルティンは、2番手走行中の4ラップ目に今季2度目の転倒。4番グリッドのロマーノ・フェナティは、1番手走行中の8ラップ目に今季初転倒。6番グリッドのニッコロ・アントネッリは、3番手走行中の1ラップ目に今季4度目の転倒。17番グリッドのダーリン・ビンダーは、2番手走行中の最終ラップに今季3度目の転倒。22番グリッドの鈴木竜生と26番グリッドの鳥羽海渡は、ラスト2ラップに転倒を喫してリタイアした。

チャンピオンシップは、ポイントリーダーのミルが総合2位のフェナティとのアドバンテージを9ポイント差から34ポイント差に拡大した。

RESULTS

That #Moto3 race got us like..???????? // WIN for @joan_mir36 from @aroncanet44 & @fabiodiggia21! #FrenchGP

MotoGPさん(@motogp)がシェアした投稿 -

オフィシャルニュースレター
定期的にメールで配信される動画を含めたコンテンツの受信を希望する場合、オフィシャルウェブにユーザー登録