第8戦TTアッセンは、TTアッセン・サーキットで23日(金)に開幕、25日(日)に決勝レース(日本時間18時00分)が行われ、前戦カタルーニャGPで今季4勝目を挙げ、今季最初の2連戦でクラス最多となる34ポイントを稼いだポイントリーダーのジョアン・ミルが、昨年8位に進出した当地で、タイトル争いを繰り広げるライバルたちとのポイントアドバンテージを広げに行く。
バルセロナ‐カタルーニャ・サーキットで初めて表彰台を獲得し、総合3位から2位に浮上したロマーノ・フェナティは、2年前に0.252秒差の5位、昨年0.084秒差の4位だった当地で、ポイントリーダーとの45ポイント差を詰めに行く。
ヨーロッパラウンドに入ってから、毎戦優勝争いを繰り広げる総合3位のアロン・カネトと総合8位のマルコス・ラミレス、前戦で今季4度目の表彰台を獲得した総合6位のホルヘ・マルティン、存在感を見せてきた総合9位のフアンフラン・グエバラら、スペイン勢が優勝、表彰台に挑戦。
昨年トップ5を独占したイタリア勢は、昨年2位を獲得した総合4位のファビオ・ディ・ジャンアントニオを筆頭に、昨年初表彰台を獲得した総合5位のアンドレ・ミニョ、前戦で今季の最高位となる4位を獲得したエネア・バスティアニーニ、期待通りの結果が挙げられず、精神的に苦しんでいる総合11位のニコロ・ブレガらが上位進出を狙う。
地元の期待が集まる総合14位のボ・ベンスナイダーは、総合13位のフィリップ・エッテル、総合15位のニッコロ・アントネッリと共にバルセロナ‐カタルーニャ・サーキットに延滞して、2日間のプライベートテストを実施。
4戦連続リタイアの悪い流れを断ち切った総合18位の鈴木竜生は、2年連続してリタイアを喫した当地で、2戦連続4度目のポイント圏内、3度目のトップ10入りを狙い、総合19位の佐々木歩夢と総合22位の鳥羽海渡は、レッドブル・ルーキーズ・カップの参戦経験を活かして、完走とポイント圏内の進出を目指す。