第8戦TTアッセンは、TTアッセン・サーキットで23日(金)に開幕、25日(日)に決勝レース(日本時間21時30分)が行われ、今季最初の2連戦で4位と6位だったポイントリーダーのフランコ・モルビデッリが、昨年3位表彰台を獲得した当地で、接近してきたタイトル争いのライバルたちの挑戦を受ける。
前戦カタルーニャGPで3戦連続6度目の表彰台を獲得した総合2位のトーマス・ルティは、開幕から7戦連続して完走を果たした総合23位のイェスコ・ラフィン、負傷から復帰した新人のイケル・レクオナと共にバルセロナ‐カタルーニャ・サーキットに延滞して、プライベートテストを実施。9年前の2008年以来となる表彰台を目指し、ポイントリーダーとの7ポイント差に挑戦。
今季2度目のポール・トゥ・ウインを決めた総合3位のアレックス・マルケスは、2連戦で41ポイントを稼いだ勢いで、中量級で9位と8位、軽量級のタイトルを獲得した3年前前に優勝を挙げた当地に乗り込む。
総合4位のミゲール・オリベイラは、総合18位のブラッド・ビンダーと共にバルセロナ‐カタルーニャ・サーキットで2日間のプライベートテストを実施し、異なるセットアップを試しただけでなく、KTMの開発プログラムに着手。
2戦連続の1列目から優勝と2位を獲得して最多の45ポイントを稼ぎ、総合13位から5位にジャンプアップしたマティア・パシーニ、前戦で5位に進出したロレンソォ・バルダッサーリ、2戦連続して1桁台に進出した総合15位のホルヘ・ナバーロは、勢いに乗って当地に乗り込み、2戦連続2位を獲得した後、2戦連続して上位進出を逃した総合6位のフランセスコ・バグナイアは、昨年の軽量級でキャリア初優勝したサーキットで再浮上を目指し、第5戦フランスGPの転倒で左肩を強打したことが原因で欠場を強いられた総合9位のルカ・マリーニは、回復具合を確認。
2連戦で接触転倒リタイアと11位だった総合7位の中上貴晶は、バルセロナ‐カタルーニャ・サーキットで2日間のプライベートテストを実施。昨年キャリア初優勝を挙げた当地に向けて準備を進め、ポイントリーダーとの77ポイント差、総合3位との57ポイント差を巻き返し、総合28位の長島哲太は、8戦連続の完走、4戦ぶりとなるポイント圏内の進出を目指す。