第10戦チェコGPは、アウトモトドローム・ブルノで4日(金)に開幕、6日(日)に決勝レース(日本時間19時20分)が行われ、前戦ドイツGPで2戦連続4度目のポール・トゥ・ウインを達成し、6勝目を挙げたポイントリーダーのフランコ・モルビデッリが、参戦を開始した2014年から8位、10位、8位に進出した当地で、ポイントアドバンテージの拡大を目指す。
前戦で今季初めて転倒リタイアを喫した総合2位のトーマス・ルティは、昨年の公式予選でハードクラッシュを喫したことから欠場を強いられた当地で、総合1位との34ポイント差を詰めに行けば、前戦で今季4度目の表彰台を獲得した総合3位のミゲール・オリベイラは、第14戦アラゴンGPの開催地、モーターランド・アラゴンで実施されたKTMのプライベートテストに参加。MotoGPマシンを初試乗する機会が提供され、高いモチベーションを持って、総合1位との57ポイント差、総合2位との23ポイント差に挑戦。
前戦で4戦ぶりに表彰台を獲得した新人勢の最高位、総合5位に進出するフランセスコ・バグナイア、前戦で5位に進出しながら、第7戦カタルーニャGPで規定外オイルの使用が発覚して失格となった総合6位のマティア・パシーニ、前戦で今季の最高位となる4位に進出した総合8位のシモーネ・コルシは、後半戦を好発進させる目的で、好調を維持させたいところ。
鈴鹿8時間耐久ロードレースに参戦した総合7位の中上貴晶は、2013年にポールポジションから2位、昨年転倒リタイア。総合9位のドミニケ・エガーター、総合10位のマルセル・シュロッター、総合11位のハフィス・シャリン、総合28位の長島哲太も当大会に参戦。経験を活かして、上位進出を目指す。
前戦の転倒で頸椎を骨折した総合4位のアレックス・マルケスは、数週間ギブスで固定。バルセロナ市内の大学病院で回復具合を確認して、チェコ入りを予定すれば、第5戦フランスGPで左肩を負傷した総合12位のルカ・マリーニ、第8戦TTアッセンで左手親指を負傷した総合13位のチャビ・ビエルゲ、第8戦TTアッセンで右足首を骨折した総合14位のロレンソォ・バルダッサーリ、前腕上がり症状の手術を受けた総合17位のブラッド・ビンダー、前戦で頭部を強打した総合21位のアクセル・ポンスらは、負傷から復帰する。