フィンランド、2019年から5年間の開催

フィンランド政府が現在建設中のサーキット、キュミリングで2019年から5年間の開催を発表。

Finland - New circuit (press conf)

フィンランド欧州文化スポーツ相のサムポ・テルホとドルナスポールのカルメロ・エスペレータは1日、首都ヘルシンキから北東へ約130km、コウヴォラで建設中の新設サーキット、キュミリングで2019年から5年間、チャンピオンシップの開催を発表した。

1981年以来となるグランプリの開催を発表したエスペレータは、「開催の合意を発表することは、我々にとって大きな喜びです。FIM国際モーターサイクリズム連盟に対して、2019年にフィンランドを開催日程に加えることを提案します。イマトラで最後に開催されてから数十年が経過しましたが、この新しい舞台で開催を発表することを大変誇りに思います。フィンランドは、モータースポーツにとって伝統的な国であり、過去にはヤーノ・サーリネンをはじめ、ミカ・カリオら多くの素晴らしいライダーたちが参戦してきました。フィンランド人は、モータースポーツ理解者であり、キュミリングは素晴らしいイベントを開催するでしょう。レイアウトは高速で安全です。我々は今日の開催発表を嬉しく思います」と、38年ぶりとなる開催を歓迎。

記者会見に集まった約50社のミディアを前にグランプリの復帰を発表したテルホは、「輝かしい歴史を誇り、モータースポーツに情熱的なフィンランドにとって素晴らしい発表です。MotoGP™世界選手権は、経済効果だけでなく、地域やフィンランドという国の露出にとって、ファンタスティックなインパクトをもたらすでしょう。また、モータースポーツの歴史において、我々の役割を引き続き保証し、フィンランドGPと共に更なる歴史を刻むことを熱望します」と、グランプリ開催の重要性を説明。

FIM国際モーターサイクリズム連盟の開催基準(グレートA)の取得を目指して建設が進むサーキットの取締役会長カリ・ソールバーグは、「MotoGP™世界選手権は、世界で最も人気のあるスポーツの1つであり、ドルナスポーツとの5年契約は、フィンランドのモータースポーツだけでなく、国全体に対して大きなインパクトをもたらします。フィンランドは、例えば、世界ラリー選手権など国際的なイベントの主催者として大変良い評価を得ています。過去にイマトラで開催されたグランプリや伝説的なライダーたちやドライバーたちの高評価も加わり、ドルナスポーツは、再びフィンランドでグランプリを開催することを決断してくれました」と、グランプリ復帰を喜んだ。