オフィシャルテスト~12名のヤングライダーたちが参加

KTM勢が16年型、17年型、18年型のシャーシを検証。ダンロップが来季に向けて開発中のタイヤを準備。

軽量級のオフィシャルテストは14日、第11戦オーストリアGPが開催されたレッドブル・リンク‐シュピールベルクで開催。KTM勢を中心とした7チーム12名のヤングライダーたちが好天候に恵まれたドライコンディションの中、9時00分から10時25分、13時00分から14時10分、15時40分から16時45分まで、3度のセッションで合計3時間40分のテストを実施した。

今回のオフィシャルテストでは、オフィシャルタイヤサプライヤーのダンロップが来季の投入を視野に入れて開発した2タイプのフロントタイヤ(ソフトとハード)と3タイプのリアタイヤ(ソフト、ミディアム、ハード)を準備。総合6位のジョン・マックフィー、総合9位のフアンフラン・グエバラ、総合27位のヤコブ・コーンフィールは、タイヤテストに集中すれば、総合7位のマルコス・ラミレスは、チームメイトのダーリン・ビンダーが鎖骨骨折により欠場していることから、2台を利用してエンジンマップの比較検証に着手。

総合8位のアンドレア・ミニョと総合12位のニコロ・ブレガは、2018年に向けてアップグレードした車体をテスト。ブレガは今季の課題となっているスタート練習にも取り組めば、総合13位のボ・ベンスナイダーと総合20位のニッコロ・アントネッリは、2016年型と現在使用する2017年型の比較検証。

総合11位のフィリップ・エッテルは、前戦チェコGPで投入された新型スイングアームのテストに専念。ジオメトリーとサスペンションの調整も進めれば、総合32位のマリア・エレーラは、セットアップを大幅に変更。総合18位のガブリエル・ロドリゴは、グループ内での争いに弱いことから、ディフェンシブな走り方を学習。新人パトリック・プルキネンは、ライディングスタイルの仕事に取り組んだ。

Niccolo Antonelli, Red Bull KTM Ajo, Austrian Official Test, Moto2 - Moto3
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