第12戦イギリスGP~Moto3™クラスプレビュー

ザクセンリンクから破竹の3連勝を挙げた総合1位のミルに、フェナティ、カネトらが連勝のストップに挑む。

第12戦イギリスGPは、シルバーストンで25日(金)に開幕、27日(日)に決勝レース(現地時間12時40分/日本時間20時40分)が行われ、前戦オーストリアGPで第9戦ドイツGPから3連勝、今季7勝目を挙げたポイントリーダーのジョアン・ミルが、昨年5番グリッドから1.1秒差の9位に進出した当地で、ポイントアドバンテージの拡大を目指す。

前戦で表彰台争いを展開しながら、13位でフィニッシュした総合2位のロマーノ・フェナティは、当地では2年前と4年前の12位が最高位。42ポイント差から64ポイント差に広がったポイントギャップの縮小を目指せば、今季5度目となる表彰台を僅少さで逃した総合3位のアロン・カネトは、昨年8位に進出した経験を活かし、総合1位との78ポイント差、総合2位との14ポイント差を詰めに行く。

地元の注目が集まるのは、総合6位のジョン・マックフィー。ブリティッシュ・タレント・カップへの参戦を希望するヤングライダーたちに夢と期待を抱かせる走りを見せ、ホームレースで総合4位との12ポイント差、総合5位との2ポイント差の逆転を目指す。

KTM勢は、レッドブル・リンク‐シュピールベルクに延滞して、オフィシャルテストに参加。総合7位のマルコス・ラミレスを筆頭に、総合8位のアンドレア・ミニョ、総合9位のフアンフラン・グエバラ、総合11位のフィリップ・エッテル、総合12位のニコロ・ブレガ、総合13位のボ・ベンスナイダー、総合20位のニッコロ・アントネッリらは、今季11勝、7度の表彰台独占を果たしたホンダ勢に挑戦。

ドバイの不動産の支援を受けるプラチナ・バイ・レアル・エステートは、サマーブレイク中に右手親指を骨折した総合16位に進出するダーリン・ビンダーの代役として、デビュー戦となった前戦で表彰台争いを演じたMoto3™ジュニア世界選手権に参戦する総合4位のジャウマ・マシアを継続起用。

日本勢は、総合14位の鈴木竜生が参戦1年目の2015年にシーズンのベストリザルトとなる10位に進出、昨年25位だった経験を活かし、今季6度目のトップ10入りを目指せば、総合21位の佐々木歩夢と総合24位の鳥羽海渡は、2年前のレッドブル・ルーキーズ・カップで走行経験がある当地で、今季6度目と3度目のポイント圏内進出を狙う。

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