バイク交換とショートカットのペナルティ

フリー走行2の終了後の試したフラッグ・トゥ・フラッグのバイク・スワップ・プロシージャを今大会に適用。

Jack Miller, EG 0,0 Marc VDS, Octo British Grand Prix

レースディレクションは27日、第12戦イギリスGPのフリー走行2終了後に試した新たなバイク交換のプロセスを、決勝レース中に白旗が提示された場合、もしくは、ウェットレースが宣言された場合に、今大会に適用することを発表した。

レースディレクションは、トラックのショートカットに関する罰則を明確にし、重要な原則として、ミスを犯してショートカットした場合には、タイムを失う。

競技規則では、プラクティス及び公式予選において、ライダーがショートカットをした場合、そのラップがキャンセルされる。決勝レースで同じことをした場合、1ラップ目やコンディション、もしくはインシデントの影響を受けたイレギュラーなラップを除き、ショートカットしたセクターでの最も遅い通常のタイムよりも、少なくても1秒遅くならなければいけない。もし、セクターが少なくても1秒遅くない場合は、タイムペナルティが課せられる。これは、最も遅い通常のタイムよりも、2秒遅くなる。

実際には、もし、セクターが0.3秒しか遅くない場合、1.7秒のペナルティが課せられる。セクターが0.6秒ほど速い場合、ペナルティは2.6秒となる。

ショートカットで得たポジションは、即時に戻らなければいけない。

他のライダーのミスが原因で、接触によるショートカットをした場合は、標準的なペナルティを負うことはない。しかし、ランオフでタイムを稼いだ場合には、タイムペナルティが適用される。

これらのペナルティは、縁石の外側に出ることによってトラックの限界を超えるものではなく、トラックのショートカットに適用され、違反行為には明確な罰則が定義されている。