第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPのプレスカンファレンスは7日、ミサノ・ワールド・サーキット‐マルコ・シモンチェリのプレスカンファレンスルームで行われ、週末の主役たちが出席。前戦イギリスGPを振り返り、今週末の抱負と期待を語った。
前戦で今季4勝目を挙げて総合1位に再浮上したアンドレア・ドビツィオーソは、「チャンピオンシップのリーダーとして、ミサノでのホームグランプリを迎えることができると期待していなかった。これは非現実的なことだから、とても嬉しい。今日、自宅から運転して来て、本当に気分が良かった。新鮮な感じだ。僕たちはこのポジションが嬉しいけど、チャンピオンシップはオープンだ。不運にもバレンティーノが不在。ナイスではない。競争相手が1人減るけど、ライバルたちは非常に強敵だ。シーズン末までナイスなバトルが展開されるだろう。僕たちの目標は表彰台。ミサノでは一度も獲得したことがなく、役割上では、僕たちのバイクにとってグッドなトラックではないけど、今年はそのようなトラックでリザルトを獲得してきた。ここ2戦のように週末を上手くマネージメントしなければいけない。シルバーストンではあまり速くなかったけど、決勝レースは完璧だった」と、前戦の再現を目指すことを説明。
前戦でエンジントラブルに見舞われ、総合2位に後退したマルク・マルケスは、「シルバーストンでは、特に週末を通じて強さを感じていたけど、ベストなフィニッシュにならなかった。同じメンタリティ、同じレベルを維持したい。2週間前に当地でテストを実施し、良い感じがあり、上手く走れたから、コンディションとグリップを理解しながら、セッション毎に良くして行こう。過去には良い思い出があり、もう一度良い思い出が作れるように、ベストな形で締め括りたい。不安定な天候が予報されているけど、適応する必要があり、僕たちはドライでもウェットでもグッドなレベルがあるから、良い機会だと信じて、トラックに飛び出す必要がある」と、前戦まで流れを維持したい意向を語った。
前戦で今季6度目の表彰台を獲得した総合3位のマーベリック・ビニャーレスは、「シルバーストンは本当に良かった。グレートなフィーリングがあり、特に終盤はすごく良かった。100%でプッシュ。フィーリングを取り戻した。これは大きなモチベーションとなり、当地で実施したテストは本当に良かった。特に電子制御。グッドな週末にする自信がある。バレンティーノの不在は残念。彼のホームトラックで、ここでは速い。改良に向けて、お互いのデータを比較することは重要だけど、チャンピオンシップのギャップを詰めに行こう」と、13ポイント差の挽回に挑戦することを宣言。
ホームレースとなった前戦で4位に進出した総合8位のカル・クラッチロー「パルメザンチーズを切ることは危険だ。熊と闘ったような話しをしたかったけど、そうではない。僕は料理をしない。酷い料理人なんだけど、ナイフでチーズを切っているところで、指を切ってしまった。あまり深く考えずに、問題なく寝てしまったけど、出血が止まらず、医師から病院に行くように指示を受け、腱を縫い合わせた。月曜は悪い1日になってしまったけど、火曜にはバルセロナで走ることができた。今週末は難しいけど、可能だと思う。シルバーストンでのグッドな週末の後で、これは残念。グッドなテストの後で期待していた。怪我が問題にならないことを願う」と、左手人指し指の伸筋腱を切断した理由を説明。
ホームレースを迎える総合16位のアンドレア・イアンノーネは、「僕たちにとって非常に難しいシーズンだ。残り6戦でパフォーマンスが少し良くなることを期待する。状況を説明するのは非常に難しく、改善に向けて、ガレージでも、トラックでも、自宅でも、ジムでも僕たちは常にベストを尽くす。状況、バイクのフィーリングは難しく、すごく闘っているけど、決してギブアップしない。レース毎に良くなって行くことが最優先事項だ。ミサノの週末は特別。日曜はベストな終わり方にしたい。上手く始まることが重要だ。週末のポテンシャルを見てみよう」と、好結果で週末を締め括れることを期待。
古巣のレアーレ・アビンティア・レーシングに移籍することが発表されたティト・ラバットは、「今シーズンは良い仕事をしている。シルバーストンを除いて、毎戦ポイントを加算している。所属するエストレージャ・ガリシア・マーク・VDSに感謝したい。一緒にタイトルを獲得したけど、変更の時期だと考える。レアーレ・アビンティア・レーシングに加入することが嬉しい。このカテゴリーでストロングなライダーであることを証明する絶好の機会だ」と、心境を語った。
中量級のポイントリーダーとしてホームレースを迎えるフランコ・モルビデッリは、「まだ終わっていない!プッシュし、集中を維持する必要がある。ミサノは僕にとって異なるグランプリで、全力でトライしよう。いつも全力を尽くすけど、ホームグランプリで一度も速く走れたことがないし、表彰台を獲得したいから、いつも以上にトライしよう」と、週末の意気込みを語った。
当サイトの『VideoPass』とオフィシャルアプリの『Official MotoGP™ App』では、初日のフリー走行1から決勝レース後のプレスカンファレンスまでライブ配信を提供。