決勝レース:地元出身のフェナティが独走優勝

公式予選の低速走行でグリッド順位に変更。23回の転倒を数え、出走31名中15名が完走、15名が転倒リタイア。

第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPの決勝レースは10日、ミサノ・ワールド・サーキット‐マルコ・シモンチェリで行われ、総合3位のロマーノ・フェナティが第3戦アメリカズGP以来10戦ぶり今季2勝目、当地で初優勝、キャリア通算9勝目を挙げ、総合2位に再浮上した。

気温18度。路面温度18度。雨が降るウェットコンディションの中、5番グリッドのフェナティは、3ラップ目にトップに飛び出すと、キャリア初優勝を挙げたデビュー2戦目の2012年第2戦スペインGPを再現するように、ライバルたちを圧倒するペースで独走すれば、2番グリッドのジョアン・ミルは、28.594秒差の2位に入り、今季9度目の表彰台を獲得。

3番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオは、39.035秒差の3位に入り、第7戦イタリアGP以来今季3度目の表彰台を獲得。11番グリッドのフィリッペ・エッテル、8番グリッドのニコロ・ブレガ、7番グリッドのボ・ベンスナイダー、15番グリッドのヤコブ・コーンフィール、26番グリッドのアルベルト・アレーナス、24番グリッドのアンドレア・ミニョ、16番グリッドのジャウメ・マシアがトップ10入り。

4番グリッドのエネア・バスティアニーニは、4番手走行中の ラップ目に週末2度目、今季7度目の転倒を喫したが、最後まで走り切って、14位でフィニッシュ。

ポールポジションのホルヘ・マルティンは、2番手走行中の10ラップ目に今季5度目の転倒。9番グリッドのアロン・カネトは、4番手走行中にラスト3ラップに週末2度目、今季7度目の転倒。

19番グリッドの佐々木歩夢は、6番手走行中の14ラップ目に今季7度目の転倒を喫して今季初リタイア。25番グリッドの鳥羽海渡は、15番手走行中のラスト5ラップに今季14度目の転倒を喫して、今季3度目の転倒リタイア、2戦連続4度目のリタイア。最後尾30番グリッドの鈴木竜生は、12番手まで浮上した4ラップ目に今季14度目の転倒を喫して、今季5度目の転倒リタイア、今季6度目のリタイア。

公式予選で他車の転倒に巻き込まれて今季5度目となるハードクラッシュを喫したリビオ・ロイは、左鎖骨を骨折したことから欠場。ウォームアップ走行で週末2度目、今季6度目の転倒を喫したマリア・エレーラは、右鎖骨を骨折したから欠場した。

チャンピオンシップは、総合2位のファナティがポイントリーダーのミルに対して、66ポイント差から61ポイント差まで詰めた。

RESULTS