ロッシの代役にマイケル・ファン・デル・マーク

ホームレースの欠場を強いられたロッシは、右脚の治療とリハビリに専念し、日本GPでの復帰を目指す。

モビスター・ヤマハ・MotoGPは11日、トレーニング中の右脚脛骨腓骨の骨折が原因でミサノ・ワールド・サーキット‐マルコ・シモンチェリで開催された第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPを欠場したバレンティーノ・ロッシが、リハビリを継続するため、モーターランド・アラゴンで開催される次戦アラゴンGPに欠場。ツインリンクもてぎで開催される第15戦日本GPでの復帰を目指し、次戦には、ヤマハのオフィシャルチームからスーパーバイク世界選手権に参戦するマイケル・ファン・デル・マークを起用することを発表した。

24歳のオランダ人ライダーは、2012年にヨーロッパ選手権スーパーストック600、2014年にスーパースポーツ世界選手権でチャンピオンに輝き、2015年からスーパーバイク世界選手権への参戦を開始。世界耐久選手権の鈴鹿8時間耐久ロードレースには、2013年と2014年に優勝。今年は、ヤマハのオフィシャルチームから3度目の優勝を達成。

3年目のスーパーバイク世界選手権で総合7位に進出するファン・デル・マークは、4月にモーターランド・アラゴンで開催された第3戦スペイン・アラゴン大会で2レース共に5位に進出。「アラゴンでYZR‐M1を走らせる機会が得られることに興奮している。一度も乗ったことがないから、僕にとっては全く新しい体験となるだろう。どのような感じが得られるのか大変興味深い。事前テストなしに、直接プラクティスに参戦するのは簡単なことではないけど、この機会を提供してくれたヤマハに感謝したい。素晴らしい学習経験となるだろう」と、抱負を語った。