ポンス・HP・40は21日、30歳のスペイン人ライダー、エクトル・バルベラと20歳のイタリア人ライダー、ロレンソォ・バルダッサーリとの間で、2018年の参戦に関して合意したことを発表。ポル・エスパルガロと共に成功を収めたMoto2™クラス4年目の2013年以来となるタイトル奪回を目指して、チーム体制を一新することになった。
2017年は、Moto2™欧州選手権でチャンピオンに輝いた22歳のスペイン人ライダー、エドガル・ポンスをチーム内での昇格という形で2016年から起用。フル参戦1年目は2戦でポイントを獲得して総合31位。2年目の今季は、第11戦オーストリアGPで14位に入って総合33位。
最高峰クラスに昇格したアレックス・リンスの後任に指名され、2年目契約を締結した18歳のフランス人ライダー、ファビオ・クアルタラロは、デビュー戦となった開幕戦カタールGPで7位を獲得すると、4度の1桁台、6度目のポイント圏内に進出して総合16位。今季末で契約を解除することになった。
8年間の最高峰クラスを経て、古巣に復帰することになったバルベラは、「世界舞台に進出した1年目から常に優勝に向けて闘ってきた。125ccクラスと250ccクラスで総合2位を獲得したけど、8年間の最高峰クラスでは目標を達成することができなかった。ライダー以上に必要なことがあるカテゴリーで、シト・ポンスのチームに戻れる可能性が浮上したときは、あまり悩むことはなかった。何度も優勝を挙げ、総合2位を一緒に獲得したチームだ。リスクを冒して、決断を下す時で、新たなプロジェクトに向けて、モチベーションが高い。来季末まで残っている契約をスムーズに解決してくれたアビンティア・レーシングに感謝したい。」
「目標は優勝争いとチャンピオンシップ争い以外にない。決して簡単なことではないけど、僕は経験を積み、身体的にも精神的にも準備ができている。今がキャリアの頂点にある。僕を信頼してくれたシト・ポンスとスポンサーに感謝したい。結果で恩返しをしよう」と、中量級復帰の理由と意気込みを語った。