第14戦アラゴンGP~プレスカンファレンス

シリーズ14戦目の開幕を前日に控えた中、マルケス、ドビツィオーソ、ビニャーレス、ロッシ、ペトルッチ、リンス、シメオンが共同会見に出席。

第14戦アラゴンGPのプレスカンファレンスは21日、モーターランド・アラゴンのプレスカンファレンスルームで行われ、週末の主役たちが出席。前戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPを振り返り、今週末の抱負と期待を語った。

前戦の4勝目で総合1位に再浮上したマルク・マルケスは、「バトルは燃え上がっている。残り5戦。ドビとは同点で並び、ビニャーレスは非常に近く、バレンティーノが復帰。ダニはそれほど遠くない。僕たちは最後までプッシュを続けよう。」

「アラゴンは、お気に入りのサーキットの1つだから、週末の状況をマネージメントできるか見てみよう。日曜に優勝に向けて闘おう。天気予報では、金曜は良くないようだけど、土曜と日曜は良いようだ。異なるサーキットで異なるコンディションでバイクの良い感じがある。これは良いことだ。プッシュしよう。ミスを犯さないようにしよう。1つのミスが大参事になるかもしれない」と、ミスを犯さずに、2年連続、2戦連続の優勝にトライすることを強調。

総合1位と同点に並ぶ総合2位のアンドレア・ドビツィオーソは、「僕はリラックスしている。明日の朝、このトラックでのレベルを確認しよう。昨年は酷かったけど、プラクティスでは良い感じがあった。戦闘的になれると考える。良い感じがあるときは、プッシュすることが重要だけど、良い感じがないときには、馬鹿げたことをやらないことが重要。だから、ミサノではプッシュしないことを決断した。」

「アラゴンは本当にナイスなサーキット。僕のライディングスタイルにはベストではないけど、今シーズンのチャンピオンシップではそれはそれほど重要ではない。重要なのは、タイヤとバイクがどのように機能するだ。ファイトの準備が出来ている」と、冷静な闘志を見せた。

総合1位から16ポイント差の総合3位に進出するマーベリック・ビニャーレスは、「非常に接近している。ラストレースまで闘うことになるだろう。ミサノではグッドな前進を果たし、雨の中でベストを尽くした。ドライではグレートなフィーリングがあった。バイクは良く機能している。全力を尽くさないと。アラゴンは僕にとって、僕のライディングスタイルにとって良いから、グッドな週末にしなければいけない」と、ホームグランプリの自信を見せた。

メディカルチェックを経て、参戦許可を得た総合4位のバレンティーノ・ロッシは、「トライすることがハッピーだ。テストで使用した市販車とは違うから、まずはバイクのフィーリングを理解することが必要。全体的にすごく良い感じがあり、痛みはあまりない。ミサノで数ラップを試してみて、多少の痛みを感じたけど、走ることができる。明日を待たないと。グッドなレベルで走ることができるかを理解しよう。」

「このレースは、3連戦に向けて非常に重要となり、一刻も早くグッドなレベルに戻すことも重要だ。金曜から日曜にかけて、脚の状況を確認することが必要だ。」

「僕は幸運だった。非常に優秀な医師が手術をしてくれた。当初はもてぎでの復帰を考えたけど、日々脚の状況が良くなった。グッドなパワーを取り戻し、痛みを和らげる仕事に取り組んだ。一刻も早くバイクに戻ることが重要だと考える。トライしよう」と、会心の笑みで復帰を説明。

前戦で自己最高位となる2位を獲得した総合7位のダニロ・ペトルッチは、「表彰台を獲得することは、いつも難しいけど、僕たちは失いものは何もない。チャンピオンシップを争っている訳ではないから、大きな重圧はない。現時点での唯一の目標は、インディペンデントチームライダーのベストとなるために、ヨハン・ザルコの前に進出することだ。残り5戦。チャンピオンシップの獲得ポイント数が嬉しい。バイクは全てのサーキットで非常に良く機能する。アラゴンは好きなトラックだけど、唯一の問題はリアタイヤの温存。ミサノでは戦闘力があった。ここでそうならない理由はない」と、週末と終盤戦の目標を説明。

第4戦スペインGPと第7戦カタルーニャGPを負傷により欠場した総合19位のアレックス・リンスは、「グレートなことだ。少年期から走り込んだトラックで、家族の実家が近いサーキットで、ホームグランプリのスタートが切れることに興奮している。ミサノでベストリザルトを獲得した。その再現を目指そう。ちょっとした前進を果たそう。僕たちは前進している。これは重要なことだ。今年は怪我に苦しんだけど、ステップ・バイ・ステップで経験を積んでいる。今週末は乳癌の意識を高める目的でスペシャルヘルメットを準備した」と、特別な週末であることを説明。

来季アビンティア・レーシングから最高峰クラスの参戦が発表されたチャビエル・シメオンは、「僕にとってはビックなニュース。ここに出席することはビックなサプライズ。来年から2年間、アビンティア・レーシングでドゥカティを走らせる。僕にとって、ベルギーにとってビックな機会だ。ベルギーのタレントを証明することが重要であり、この場にいることが大きな喜び。この機会をエンジョイしよう。ベストを尽くそう」と、子供の頃からの夢を実現させたことを喜んだ。

Press-Conference, Gran Premio Movistar de Aragón
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