過去逆転に成功したのは2回だけ

現行のポイントシステムが導入されてから、終盤4戦で逆転に成功したのは、1998年と2015年の2回。

シーズン残り4戦。100ポイントのタイトル争い。前戦アラゴンGPで2戦連続5勝目を挙げた総合1位のマルク・マルケスは、総合2位のアンドレア・ドビツィオーソに対して16ポイント差。総合3位のマーベリック・ビニャーレスには、28ポイント差のアドバンテージを広げた。

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1993年に現行のポイントシステムが導入されてから、終盤4戦で総合2位が逆転に成功したのは、1998年と2015年の2回。総合3位の逆転は、一度もなかった。

1998年

最高峰クラスのデビュー戦となった開幕戦の日本GPで優勝を挙げたマック・ビアッジは、2勝を含む8度の表彰台を獲得して、ポイントリーダーの座を維持すれば、3度のリタイアが影響した4ポイント差の総合2位ミック・ドゥーハンは、予定されていた第14戦リオGPが中止となったが、第12戦カタルーニャGPから3連勝、第11戦イモラGPから怒涛の4連勝で最高峰クラス5連覇を達成。

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2015年

5年ぶりとなる開幕戦の優勝を挙げたバレンティーノ・ロッシは、12戦連続13度の表彰台を獲得すれば、チームメイトのホルヘ・ロレンソは、第14戦アラゴンGPで6勝目を挙げた後、第15戦日本GPから3位、2位、2位。最終戦バレンシアGPの優勝で7ポイント差の逆転に成功。

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