最終戦バレンシアGPのプレスカンファレンスは9日、サーキット・リカルド・トルモのプレスカンファレンスルームで行われ、タイトルを争いの主役、総合1位のマルク・マルケスと総合2位のアンドレア・ドビツィオーソ、総合4位のバレンティーノ・ロッシ、総合5位のダニ・ペドロサ、総合6位のヨハン・ザルコ、総合7位のホルヘ・ロレンソが出席。シーズンを振り返り、週末と来週当地で実施するオフィシャルテストの抱負と期待を語った。
ポイントリーダーとして、ホームレースを迎えるマルケスは、「タフなシーズンだった。ワンレースで全てが決まる。今週末もいつもと同じようなアプローチでトライしよう。プラクティスで100%を尽くそう。当然、スペシャルなレースだと感じるけど、日曜14時のパーティーを楽しもう。好きなサーキットでファンの前で走るスペシャルなレースとなるだろう。」
「モータースポーツでは、何でも起こり得る。レースでフィニッシュすることが最重要なこと。バレンシアでチャンピオンシップをファイトするのは初めてではないけど、ベストを尽くして、状況をマネージメントしよう。週末を通じて、いつものようにプッシュする。ウォームアップ走行後、状況を確認しよう。トラックに飛び出し、バイクのフィーリングを求め、レースを楽しもう」と、いつもの姿勢を週末に取り組むことを強調。
前戦マレーシアGPの優勝でギャップを21ポイント差まで詰めた総合2位のドビツイオーソは、「このような状況は思ってもいなかった。誰もが期待していなかったことだから、僕はとても嬉しい。このチャンピオンシップで達成したことを誇りに思う。ムジェロから僕たちは非常に戦闘的となり、好不調があったけど、最終戦までチャンピオンシップを闘っている。」
「21ポイント差は非常に難しいけど、まだオープンな状態だ。僕たちは集中し、レースに勝たなければいけない。これは難しいことだけど、僕たちにはグッドなスピードがある。作戦は1つだけ。それは勝利に向けてトライすることだ。僕たちはここまでの結果に大変満足しているから、大きなプレッシャーを感じない」と、週末の作戦と現在の心境と語った。
通算9度目のタイトルを獲得したロッシは、「ドビツイオーソがやることは1つだけ。それは、レースに勝つことだけど、マルケスは状況をコントロールすることができる。とにかく、日曜を待ち、ライバルのレベルを理解しなければいけない」と、同胞のドビツイオーソに助言。
通算5度のチャンピオンに輝いたロレンソは、「状況はマルクに対して良い。ドビツィオーソに対してはそれほどシンプルではないけど、僕はチェックしよう。もし、優勝争いができれば、ピットボードとダッシュボードを確認しよう」と、サポート役に買って出る意向を語った。
プレスカンファレンスでは、出席者6名がシーズンを10点満点で自己評価。 ドビツイオーソ 「僕たちはグレートな仕事をしたから、9.5点だ」 マルケス 「前半戦は6点。後半戦は9点。今週末次第で、5点か10点」 ロッシ 「7点」 ペドロサ 「6点」 ザルコ 「バレンティーノと同じ7点だけど、1年目だということを考えれば、7.5点」 ロレンソ 「前半戦は6点。後半戦は8点だから、平均点の7点」当サイトの『VideoPass』とオフィシャルアプリの『Official MotoGP™ App』では、フリー走行1から決勝レース後のプレスカンファレンスまでライブ配信を提供。