FIM国際モーターサイクリズム連盟は5日、グランプリコミッションが先月29日にスイス・ジュネーブで会合を開き、技術規則と競技規則に関して協議を行い、次の事項を決定したことを発表した。
技術規則(2018年施行)
ロードレーシングホイール
ロードレーシングホイールのテスト及び承認に関する新たな提案が確認され、詳細は最新の技術規則に掲載される。
バーチャルピットボードシグナル
2018年シーズンにおいて、チームはレースディレクションのメッセージと同じシステムを使用して、ライダーが使用するダッシュボードにメッセージを送信続けることができる。複数のチームは、既に2017年シーズンの終盤に使用。規則は、このシステムを使用するチームがドルナのタイムキーピングによって発行されたプロトコルに準拠していることを確認するために導入される。主な要件は、ライダーのダッシュボードに送信されたメッセージは、ドルナのタイムキーピングとテレビが同時に受信したメッセージを正確に複製する必要があるということ。
競技規則(2018年施行)
新たなチャンピオンシップ
現状、MotoGP™クラスチームのワールドチャンピオンシップが存在する。Moto3™クラスチームとMoto2™クラスチームのために、新たに2つのワールドチャンピオンシップが導入され、結果は、代替及び交換を含むチームで起用された全てのライダーたちの総合ポイントに基づく。
MotoGP™クラスにおける最高位のインディペンデントチームとインディペンデントチームにおける最高位のライダーを表彰する賞も導入される。
・ MotoGP™クラスインディペンデントチームトロフィー
・ MotoGP™クラスインディペンデントチームライダートロフィー
その他の事項
MotoGP™クラスのワイルドカードエントリー
ミカ・カリオをワイルドカードとして、2018年に5度のイベントにエントリーするKTMの申請を承認。そのイベントは、スペイン(ヘレス)、カタルーニャ、ドイツ、オーストリア、アラゴン。各製造者は、1シーズンに最大で3名、コンセッションの有益を受ける製造者は、最大で6名のワイルドカードをエントリーすることが許可される。製造者がその譲渡を失った場合、この権利は次のシーズンまで取り消されない。
ベストグランプリ
セパン・インターナショナル・サーキットで開催されたマレーシアGPが2017年のベストグランプリに選出。