最高峰クラスのオフィシャルテストは28日、第17戦マレーシアGPの開催地、セパン・インターナショナル・サーキットで始まり、初日は最終戦バレンシアGPで優勝を挙げた総合4位のダニ・ペドロサがトップタイムをマーク。オフィシャルテストでは、2014年2月27日に当地で開催されたテスト2日目以来となる1番手に進出した。
最高峰クラス13年目、通算18年目を迎えるペドロサは、昨年10月の第17戦マレーシアGPでポールポジションから5位に進出した当地に戻って来ると、10度のコースインで56ラップを周回。2分00秒台を4回、1分59秒台を1回記録して、1分59秒427の1番時計を刻めば、王者マルク・マルケスは、11度のコースインで51ラップを周回すると、2分00秒台を2回記録して、0.863秒差の7番手。
レプソル・ホンダの両雄と共に18年型を使用するカル・クラッチローは、転倒を喫して1.095秒差の9番手。チームメイトの中上貴晶は、11度のコースインで64ラップを周回すると、2分01秒台を6回、2分00秒台を1回記録して、1.237秒差の12番手に入り、新人勢の最高位に進出。フランコ・モルビデッリは18番手。テストを開始したトーマス・ルティは27番手。
昨年ワンツーフィニッシュを決めたドゥカティ・チームは、アンドレア・ドビツィオーソが9度のコースインで35ラップを周回すると、2分00秒台を2回、1分59秒台を2回記録し、0.343秒差の2番手。チームメイトのホルヘ・ロレンソは、10度のコースインで38ラップを周回すると、2分00秒台を0回、1分59秒台を1回記録し、0.375秒差の3番手に進出。
18年型が投入されるダニロ・ペトルッチは、15時過ぎにコースインしたが、0.696秒差の4番手。17年型を走らせるジャック・ミラーは、0.751秒差の5番手。ティト・ラバットと転倒を喫したアルバロ・バウティスタは15番手と19番手。16年型を使用するカレル・アブラハウとチャビエル・シメオンは24番手と26番手。
最高峰クラス19年目、通算23年目を迎えるバレンティーノ・ロッシは、11度のコースインで50ラップを周回すると、2分00秒台を5回記録して、0.806秒差の6番手。昨年11月下旬にファクトリーライダーたちと共に当地でプライベートテストを実施したヨハン・ザルコは、ウェットコンディションの中、先陣を切ってコースに飛び出すと、0.994秒差の8番手。
昨年の同テストで総合1位に進出したマーベリック・ビニャーレスは、最多の72ラップを周回して、1.287秒差の13番手。ジョナス・フォルガーの代役として招集されたヨニー・エルナンデェスは23番手。
参戦2年目となるKTMは、ポル・エスパルガロが1.141秒差の10番手。ブラッドリー・スミスは17番手。スズキのアレックス・リンスは、1.200秒差の11番手。アンドレア・イアンノーネは転倒を喫して16番手。アプリリアのアレイシ・エスパルガロは、1.439秒差の14番手。スコット・レディングは21番手だった。
1日目:1分59秒427(ダニ・ペドロサ) テストベストラップ:1分58秒867(15年‐マルク・マルケス) サーキットレコード:2分00秒606(15年‐ホルヘ・ロレンソ) サーキットベストラップ:1分59秒053(15年‐ダニ・ペドロサ)