ドルナスポーツは9日、500ccクラスで4度の総合2位を獲得したアメリカ人ライダー、ランディ・マモラがレジェンドとして、殿堂入りすることを発表。サーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催される4月の第3戦アメリカズGPの際に授賞式が行われることになった。
1979年3月、サン・カルロスの公道コースで開催された開幕戦ベネズエラGPの250ccクラスでデビュー。1年目は250ccクラス(ヤマハ)と500ccクラス(スズキ)にダブルエントリーすると、2年目からは最高峰クラスに専念。ゾルダー・サーキットで開催された第5戦ベルギーGPで初のポールポジションから初優勝を飾ると総合2位を獲得。翌年も総合2位に進出。
スズキからホンダに乗り換えた1984年に3勝を挙げて総合2位。ヤマハ2年目の1987年に再び総合2位に進出。1988年からはカジバで参戦すると、1992年9月の南アフリカGPがグランプリでのラストレースとなり、通算151戦に出走して13勝を含む57回の表彰台を獲得。その後は、国際中継のピットレポートやライダーコーチとして活躍している。
「レジェンドになれるとは思ってもいませんでした。電話がかかってきた時は嬉しい驚きで、妻と息子に伝えたら、祝福してくれましたが、お~、これからはレジェンドとして生きて行かなければいけないことに気づきました(笑)。私は39年間に渡って、パドックに通っています。初めて訪れた19歳のときから沢山のことを経験しました。ハイレベルのライダーたちのグループに仲間入りすることを誇りに思います。家族と友人たちの前で行われるセレモニーに興奮しています。このスポーツをさらに普及させ、支援するアンバサダーとして、多くの仕事で恩返しができればと思います」と、喜びの言葉を語った。