オフィシャルテスト~クラッチローが1番手発進

全員がトラック経験値0の中で、マルケスが最速リズムで周回。リンス2番手、ドビツィオーソ4番手、ロッシ8番手。

最高峰クラスは16日、10月にチャンピオンシップを初開催するチャーン・インターナショナル・サーキットでオフィシャルテストを開始。フル参戦8年目を迎えるカル・クラッチローが最速時計を記録し、全員がトラック経験値ゼロの中で素早い順応を見せた。

路面温度が45度まで上昇したドライコンディションの中、2週間前にセパン・インターナショナル・サーキットで開催された前回のオフィシャルテストで総合3番手に進出したクラッチローは、転倒を喫したが、11度のコースインで70ラップを周回すると、1分31秒台を12回、1分30秒台を1回記録。昨年3月に当地で開催されたスーパーバイク世界選手権の公式予選『スーパーポール2』で記録されたサーキットベストラップ(1分32秒957)を上回る1分30秒797の1番時計を刻んだ。

総合8番手だったマルク・マルケスは、12度のコースインで78ラップを周回すると、1分31秒台を最多の22回、1分30秒台を最多の4回記録して、0.115秒差の3番手。総合2番手だったダニ・ペドロサは、転倒を喫したが、11度のコースインで75ラップを周回すると、1分31秒台を10回、1分30秒台を1回記録して、0.163秒差の5番手。

今年最初のオフィシャルテストで総合6番手だったアレックス・リンスは、12度のコースインで70ラップを周回すると、1分31秒台を14回、1分30秒台を2回記録して、0.012秒差の2番手。トラック経験値のハンディがない状況の中で存在感を見せれば、総合13番手だったアンドレア・イアンノーネは、9度のコースインで78ラップを周回すると、1分31秒台を12回記録して、0.438秒差の9番手。

総合4番手だったアンドレア・ドビツィオーソは、11度のコースインで60ラップを周回すると、1分31秒台を13回、1分30秒台を1回記録して、0.148秒差の4番手。ドゥカティが準備した新しいフェアリングを試せば、総合11番手だったダニロ・ペトルッチは、0.206秒差の6番手。総合5番手だったジャック・ミラーは、0.247秒差の7番手。総合1番手に進出したホルヘ・ロレンソは、11度のコースインで64ラップを周回すると、1分31秒台を6回記録して、0.449秒差の10番手。ティト・ラバットとアルバロ・バウティスタは、転倒を喫して13番手と14番手。

総合9番手だったバレンティーノ・ロッシは、12度のコースインで74ラップを周回すると、1分31秒台を9回記録して、0.392秒差の8番手。総合7番手だったマーベリック・ビニャーレスは、12度のコースインで64ラップを周回すると、1分31秒台を7回記録して、0.497秒差の11番手。総合10番手だったヨハン・ザルコは、16年型YZR‐M1を使用して0.508秒差の12番手。

総合14番手のアレイシ・エスパルガロと総合23番手のスコット・レディングは、アプリリアが準備した17年型と18年型を比較しながら、データを収集して、15番手と16番手。

新人勢の最高位に進出する総合15番手だった中上貴晶は、12度のコースインで最多の87ラップを周回すると、1分31秒台を3回記録して、0.895秒差の17番手に入り、新人勢の最高位を維持。

上位20番手までが、トップタイムから1秒以内に接近。テストデビューとなったハフィス・シャリンは、70ラップを周回して、2.368秒差の最後尾24番手だった。

TEST RESULTS