モンスター・ヤマハ・テック3、シャリンをレギュラーライダーに指名

史上初のマレーシア人ライダーが誕生。欠場フォルガーの後釜に選出され、レギュラーライダーとしてデビューする。

モンスター・ヤマハ・テック3は21日、今年2度目のオフィシャルテストに招集した23歳のマレーシア人ライダー、ハフィス・シャリンを18年シーズンに欠場するジョナス・フォルガーの後任に指名。レギュラーライダーとして、3月1日からのオフィシャルテストに参加。3月18日の開幕戦カタールGP決勝レースで、マレーシア人として史上初めて最高峰クラスにデビューすることになった。

チャーン・インターナショナル・サーキットで開催されたオフィシャルテストで16年型YZR‐M1を初めて走らせ、トップタイムから1.756秒差の総合22番手だったシャリンは、「2018年にモンスター・ヤマハ・テック3と共に走るというグッドなニュースをもらい、僕は信じられないほどの喜びでいっぱい。沢山のことを学習したブリーラムでのテストは、素晴らしく、非常に楽しかった3日間の後で、アドバイスをくれたクルーのみんなに改めて感謝したい。僅かな時間で最高峰のバイクをフルにコントロールすることを本当に学んだ。僕にとっては、まだ信じられないことだ。」

「ベストを尽くそう。自分の全てを発揮しよう。僕を信じてくれ、フルシーズンに参戦するファンタスティックな機会を提供してくれたエルベ・ポンチャラル、ヤマハ発動機、テック3のチーム全員に感謝したい。この夢を実現させるために、いつも応援してくれた家族、特に父親に感謝したい。ファンとラズラン・ラザリ(セパン・インターナショナル・サーキット)にも感謝したい。カタールでもう一度テストがしたい。正直、シーズンのスタートが待ち切れない。僕は圧倒されている!」と、喜びと感謝の言葉を語った。

オフィシャルテスト後、チームが追求するライダーのプロフィール、条件に一致することから、シャリンを起用する意向を明かしていたチームマネージャーのエルベ・ポンチャラルは、「モンスター・ヤマハ・テック3の第2ライダーとして、ハフィス・シャリンの起用を発表できることが本当に嬉しいです。ジョナス・フォルガーが体調を完璧に回復させる目的で、2018年のレースに参戦しないという残念な決断を聞いたときから、厳しい時期を過ごし、代役を探す過程は大変長かったです。」

「セパンでラズラン・ラザリに会いました。会話の中でクレージーなアイデアが浮かび、それが最高の結果をもたらしてくれます。彼の情熱、伝染力のあるエネルギー、このスポーツとスポーツ全体の関与、そして、ハフィス・シャリンの最終段階への昇格に向けて支援するラズラン・ラザリに感謝します。ハフィスをグッドなライダーになるということを全ての関係者を納得してもらう必要がありましたから、3日間のテストは厳しいものとなりましたが、最終的には、彼が驚異的な仕事をしてくれ、使命を果たしてくれました。」

「ヤマハは彼のパフォーマンスに満足し、チーム全体は喜びました。マレーシア人ライダーとして、最高峰クラスのフルシーズンに参戦することは初めてのことですから、これは歴史的なことであり、このチャンスを提供できることを非常に光栄に、誇りに思います。ハフィスに、『我々の家族へ、ようこそ!』と伝えたいです。我々の息子のように世話をしましょう。グレートなシーズンになると確信します。チームから、ヨハン・ザルコから学ぶことができます。熱意と関与に感謝すると共に、カタールで一緒に走ることが待ち切れません」と、ライダー決定の安堵感と喜び」、そして、シャリンへの期待を語った。

 

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