フラッグ・トゥ・フラッグのバイク交換手段は現状維持

より安全なバイクの乗り換えを目的に、シルバーストンから試し始めたバイク交換手段を継続。

昨年8月の第11戦オーストリアGPで行われたセーフティ委員会で、後半戦緒戦となった第10戦チェコGPで発生した事故を受け、レースディレクションとライダーたちの間で意見が交換され、第12戦イギリスGPのフリー走行2後、フラッグ・トゥ・フラッグにおけるバイク交換の新たなプロセスを試行。

この新たなバイク交換手段は、ライダーにバイクを交換する場所をピットレーン上に示し、乗り換えるバイクの位置を指定。これまではピットレーン上で、2台のバイクが平行に並び、乗り換えが行われていたが、今後は進入してきたバイクがピットボックスに向けて停車し、既にピットレーン側に向けて待機されたマシンに乗り換えることになった。

さらに、バイク交換中は、1人のメカニックがロリポップ(棒が付いた指示標識)を持ち、ピットレーンの交通状況を確認し、ライダーをより安全に送り出すことに専従することになった。

レースディレクターのマイク・ウェブは、「17年のシルバーストンで承認されたプロトコロは、18年シーズンに継続されます。変更の目的は安全面の向上で、チームの行動を指定します。承認後、フラッグ・トゥ・フラッグのレースが1度目も開催されなかったことから、このプロトコロを試すことができませんでした。我々はこのバイク交換手段を継続することに合意すると共に、レースで実施された際には全員で詳細を調整して行きます」と、説明した。

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