ドルナスポーツは21日、第3戦アメリカズGPの開催地、サーキット・オブ・ジ・アメリカズのプレスカンファレンスルームで、500ccクラスで4度の総合2位を獲得したランディ・マモラがレジェンドとして殿堂入りするセレモニーを開催した。
79年3月、サン・カルロスの公道コースで開催された開幕戦ベネズエラGPの250ccクラスでデビュー。1年目は250ccクラス(ヤマハ)と500ccクラス(スズキ)にダブルエントリーすると、2年目からは最高峰クラスに専念。ゾルダー・サーキットで開催された第5戦ベルギーGPで初のポールポジションから初優勝を飾ると総合2位を獲得。翌年も総合2位に進出。
スズキからホンダに乗り換えた84年に3勝を挙げて総合2位。ヤマハ2年目の87年に再び総合2位に進出。88年からはカジバで参戦すると、92年9月の南アフリカGPがグランプリでのラストレースとなり、通算151戦に出走して13勝を含む57回の表彰台を獲得した。
アメリカ出身で既に殿堂入りを果たしたケニー・ロバーツをはじめ、ウェイン・レイニー、ケビン・シュワンツ、ケニー・ロバーツ・ジュニアが祝福のためにセレモニーに出席。
「このスポーツから認められることは大変名誉なことです。レジェンドに指名されたと連絡を受けたときは衝撃でした。その時から、スピーチで何を話そうかと準備してきました。何も下書きがありません。メモすることが沢山あり、自伝を書くことができるでしょう!大変名誉です」と、感激の涙を流しながら、殿堂入りを喜んだ。
ドルナスポーツは、2月20日に250ccクラスで2度、350ccクラスで2度のチャンピオンに輝いた南アフリカ出身のコーク・バリントンをレジェンドに選出。第17戦オーストラリアGPで殿堂入りのセレモニーが予定されている。
レジェンド
ジャコモ・アゴスチーニ
ウェイン・レイニー
マイク・ヘイルウッド
ケビン・シュワンツ
アンヘル・ニエト
ミック・ドゥーハン
カルロ・ウビアリ
ケニー・ロバーツ
アントン・マング
ワイン・ガードナー
ジェフ・デューク
バーリー・シーン
フィル・リード
ジョン・サーティース
加藤大治郎
ジム・レッドマン
エディ・ローソン
フレディ・スペンサー
ヤーノ・サーリネン
ケーシー・ストーナー
マルコ・シモンチェリ
ニッキー・ヘイデン
アレックス・クリビーレ
フランコ・ウンチーニ
ケニー・ロバーツ・ジュニア
マルコ・ルッキネリ
ランディ・マモラ
コーク・バリントン